【設計】現地調査でなにをするのか?

【設計】現地調査でなにをするのか?

こんにちは、kuwayamaです。

先日、新しくスタートするプロジェクトの
現地調査に行ってきました!

場所は、江東区の住吉駅の近くで
猿江恩賜公園の緑が眺められる様な立地です。

猿江恩賜公園→Map

ちなみに、「現地調査」とは…?

私たちは、リノベーションの設計の前に
マンションに伺い、下記のようなことを調べます。

■ 設備関係の確認
トイレ・キッチン・洗濯機パンなどの給排水の位置やルート、
キッチン・浴室・トイレなどの換気のルート、
ブレーカーのアンペア数や給湯器(または電気温水器)の号数、
追い炊きの有り無し、MBやPSの位置などを確認します。
実際はPSあるはずなのに、販売図面では黒く塗りつぶされて
しまっていることもあるので、ルートを予想してPSの位置に
見当をつけます。(解体するまでは正解か確実には分かりませんが)

■ 採寸
部屋中の縦・横・高さの寸法を測ります。
サッシの床からの位置や、柱や梁の位置、段差なども記録します。
販売図面でよく見かけるような簡単な図面の場合は、
サッシの位置や扉の開き勝手、柱やクローゼットのサイズなどが
ずれていたり、間違っていることがあるので、正確に測ります。

■ 写真撮影
室内全体や設備機器類、外壁面のスリーブ位置、天井裏の配管の様子、
窓からの眺めなど、たくさんの写真を撮ります。
設計の際だけでなく、のちのち<BEFORE→AFTER>を
見比べる際にも必要なので、比較しやすいようアングルにも
気を遣います。

■ 竣工図の確認
大抵のマンションは、マンション完成時の竣工図が
管理人室に保管されていることが多いです。
事前に承諾を得て、閲覧させていただきます。
(マンションによっては、竣工図が保管されていない場合や
閲覧させていただけない場合もあります)
竣工図をみることで、現地調査では分からない壁の中や天井裏、
床下の配管のルートや構造体の情報を得ることができます。
築年数が古いと、図面が青焼で字がつぶれてしまっていたり、
薄くなってしまったり、必要な情報を得られない場合も。。
また、途中でリフォームをして更新されている場合もあるので、
現況を優先し、竣工図は参考程度に見ています。

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■ 管理人さんへのヒアリング
工事の前には「工事申請」を管理組合に提出し、
承認が下りないと、着工することができません。
事前に管理人さんか管理会社にヒアリングを行います。
・工事申請は、着工の何週間前までに提出が必要か
・フローリングの遮音等級は規約で定められているか
・工事申請に必要な書類は何か
・工事の注意点(駐車場の使用や資材の搬入搬出に関してなど)
など確認します。
また、管理人さんに事前にご挨拶をしてお話ししていた方が、
工事申請の際に顔を知った相手ということで話がしやすい、
ということもあります◎

■ 共用部の確認
工事の出入りに必要な、エレベーターの有無や台数、入口の確認などをしておきます。

…と、長々と書いてしまいましたが、
ざっと1時間半〜2時間程度の現地調査を行っています。
これを基に、お客様へのファーストプランを検討します!
実際に物件に足を運び、少しでもその物件を購入されたお客様の気持ちに
近づいたり、物件の秘めた魅力を見つけ出そうとしています。

さて、今回の物件は、どんな提案ができるでしょうかー??

 

余談ですが、今回現地調査に行ったマンションのエントランスには、
立派なクリスマスツリーが飾られていました☆
どなたが設置されたのか分かりませんが、
暖かく迎えてくれるツリーにほっこりしました。
木の下に、プレゼントが並べられているのもまた素敵ですね。

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そして、竣工図を閲覧しに管理人室にいった帰り際に、
管理人さんから「マンションの敷地でいっぱい取れたから持って帰りな〜」と
立派なミカンをいただきました。住民の方にもお配りするそうです。

マンションの共用廊下から、恩賜公園とスカイツリーを眺めながら、
「いいマンションに出会われたんだな〜」としみじみと感じた現地調査でした。

 

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kuwayama

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