先日、家具のセールを偶然見かけた。いわゆる北欧名作家具の数々。なかでも、フィンランドの巨匠建築家アルヴァ・アアルトの丸テーブル(Table90B)の佇まいがなんだかかわいらしい。同じシリーズの椅子(CHAIR66)とのセットもやっぱり良い。
家具を購入する予定もないので、写真を撮って友人に送り、いかに良いデザインで、使用感も良いか伝えてみた。まあ、簡単に購入できるものではないだろうけれど・・・という私の予想に反して、友人は意外にもノリキ。一生使えるという周囲からの後押しもあり、後日、売り場で実物を確かめて無事購入!
人ごとながらワクワクした。
脚が曲がってしまったテーブルを15年!本棚で支えながら使っていたのは、はたしてモノを大切にしているというのか良くわからないのではあるが・・・。
納品されたテーブルと椅子。住宅空間のスケールの中で改めて見てみても、やっぱりフォルムが美しい。色もナチュラル(バーチ)でシンプル。φ750のサイズは、コーヒーテーブルとしてかわいいサイズ感。
ピアノのレッスンで生徒さんが訪れるお部屋なので、皆さんどんな反応だったかを聞くと、アアルトデザインを知っている人は突然の名作家具に驚くも、寛いで過ごすためレッスンがなかなか始まらない笑。デザインに興味がない人も、なんか良いねとの反応。子どもにも好評のようだ。
家具の存在感は大きいので、テーブルと椅子だけでも部屋の印象がガラッと変わる。そして、以前のテーブルは常に多くのモノがのっていたのに、今はなにも置かないように過ごしている。良い家具を手に入れることにより、人の行動や意識にも影響を与えるものだと実感した。
使用前/使用後の写真はNGなので、変わり様をお見せできないのが残念。