有田合宿 有田の型硝子

有田合宿 有田の型硝子

こんにちは!Natsukiです。

今日は有田合宿で視察した建物の型硝子を少しご紹介します♪
型硝子は、板硝子表面に金属型などで模様を施したもの。
特に戦後の成長期は様々な種類の美しい型硝子が大量に生産・使用されていましたが
その後人々の生活様式や嗜好の変化もあり
段々とその姿を消していったそう。

今では再度、こういった古き良きモノが見直されてむしろ価値を上げていますよね。
有田で視察させて頂いた建物でも、硝子戸や窓がとっっっても素敵だったんです。
(携帯で撮影したものなので粗くてすみません、、、)

写真 1
写真 4写真 3

すごく繊細だと思いませんか?
1,2枚目の、下はダイヤ硝子。その名の通り、ダイヤを散りばめたような質感で
陽の光にキラキラ表情を変えていました。
その上がは曇り硝子になっていますが
格子が華になっていて、こちらは上品な印象です。
洗面所の目の前がこんな仕様になっているなんて、なんだか贅沢。
朝の支度も気分がいいだろうな〜。
3枚目の硝子も、格子の模様が幾何学的で面白い!

写真 3 写真 2

こちらも近くまで寄ってみたらとっても素敵な模様が入っていました。
1枚目の中央辺り、横縞模様の硝子はモール硝子と呼ばれていて、
ダイヤ硝子と同様、実は欧米が起源のようです。

写真 2
日本のこうした硝子戸って素敵だなー…と改めて感じました。
磨硝子同様、日射や視線を遮るという実用的な面に加えて、
もちろん美的な側面も併せ持っていて。
海外のステンドグラスのような煌びやかさではないけれど
型硝子と格子の模様や組み方で、様々な表情が楽しめますよね。
引き戸の開け具合で光や風の入り具合も自由に調整出来ますし!
以前、
ON/OFF、YES/NO文化を持つ欧米の押し・引きの扉と
曖昧さを大事にする日本人の引き戸が似ているなんて以前どこかの記事で読んだことがありますが
なるほどな〜とちょっと思いました。(笑)

外の緑と、型硝子から入る柔らかい光と、その繊細な模様に
なんだか日本人でよかったな〜と思ってしまいました。

(Natsuki)

こんな素敵な硝子戸、リノベで取り入れてみては?!

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