先日不動産チームの内見に同行した際、気持ちの良いつくりの物件がありましたので、ご紹介します。
一般的な間取りですと、PS(パイプスペース)と呼ばれる上下階を貫く、配管のためのスペースが部屋のどこかに設けられている場合が多いです。
その部分は動かすことができなかったり、点検口を設けなくては、ならなかったりと、リノベーションの際にレイアウト上の制約として現れてきます。
パイプスペースについて詳しくはこちら
〈ビギナーのためのリノベーション講座〉内見時の7つのチェックポイント_その3
この物件では、訪れる前に販売図面を眺めていても、どこにもそれらしきスペースがなく、押し入れの中にでも入っているのでは?と推測していました。
そして、当日。
押入れを開けてもやっぱりPSが無いんです。
直床なので、床下で排水している訳でも無さそうです。
直床について詳しくはこちら
〈ビギナーのためのリノベーション講座〉内見時の7つのチェックポイント_その2
そこでそれぞれの配管を辿っていくと、全ての配管が、共用廊下に向かって横に伸びています。
洗濯機も排水の勾配をとるためでしょうか、高さが上げられています。
全ての給排水、排気が、玄関脇のメーターボックスで、行われているようです。
ということは…、どいうことか?と言いますと…。
「水回りを集めてある=残った居室側は間仕切りを兼ねた収納で仕切られているだけ」
それらを取り除けば、ひとつながりのワンルームとして、両側から光と風が抜ける、心地よい箱が現れて来るのではないでしょうか?
(詳細な図面を見せて頂いた訳ではないので、現時点での推測です。悪しからずご了承ください。)
この事例のようにワンルームに近い形で暮らすのが、心地良さそうです。
狭くてもあきらめない子育てハウスの間取りとは?
大通りが近いので心配していた音もそれほどではなく、玄関のドアもチェーンを付けて半開きにしているお宅も多く、通り抜ける風で涼がとれるのかもしれません。
是非緩やかに仕切って暮らして頂きたいこの物件の詳細は、EcoDeco不動産チームまで、お問い合わせ下さい。
※既に申し込みが入っている際はご容赦下さい。
(kobayashi)