こんにちは、Natsukiです。
突然ですが、私の故郷のお話です!
今でこそ東京に暮らしながら、恵比寿という都心で働いているNatsukiですが、
出身は静岡の、田んぼと山に囲まれたド田舎出身。
そして母方の祖父母の家は、静岡のもっと山奥へ入り、
さらに車でも進むのに力がいるほど急な坂道を登った先、
野生のイノシシがでることも珍しくないほど自然豊かな場所にありました。
なかなかの広さがあるその家には、お正月には親戚が全員集まり大賑わい!
坂の上から初日の出を見て、
歩いてすぐのところにある、これまたなが〜い坂の上の神社でお参りがお決まりのコース。
そんな絵に描いたような田舎にある祖母の家のことを、みんな大好きだったのですが、
祖父母の引越しを機に、その家は売却に出されて
その後すぐに買手が見つかりました。
他の方へ渡った今、
「みんなで過ごしたあの家は、どうなっているのかな〜」と思っていたのですが…
なんと!!
リノベーションされて、カフェに生まれ変わっていました!
Beforeの写真が残念ながら手元になく、
実は私も実際に訪れたわけではないので(写真は母が撮影したもの。)
あまり全貌が分かる写真ではありませんが…
のれんがかかり、ベンチまでついて、本当にカフェになっています!
この家には、玄関が2つありました。
のれんがかかっているカフェの入り口は、かつては来客用として使っていた玄関です。
家の横を通り抜けると駐車スペースがあって、私たち親戚が遊びにきた時はそこへ車を停め、
家の反対側にある、もう一つの玄関から主に出入りしていました。
本当に急な坂を登った先に建つ家なので、
すぐ後ろが山なんです。
家の前には川が流れていて、今でも沢蟹が沢山いるんですよ。
小さい頃はしょちゅう沢蟹探しをしたものです。(高校生の時も探してた気がする…)
壁は落ち着いた黒に塗装され、窓ガラスも新しくなったような気がしますが
瓦屋根や朱色の屋根はそのまま。
見違えてしまいましたが、面影もしっかり感じます。
和室横の通路になっていた部分は、窓の外が見渡せるカウンターになっていました!
もともと庭にあった盆栽や大きな岩の雰囲気がいいことから
あまり手を入れずにいてくれているようです。
坂の上だけあって、山々の緑も見えて気持ちが良さそう♪
この土間のようになったスペースは、もともとは全て畳の間でした。
今はこうして床を抜いて、テーブル席とお座敷に分けているんですね〜
よく見ると、天井の柱や梁、硝子の入った襖は当時のままな気がします。
この家が他の方の手に渡ったと聞いた時は、正直寂しい気持ちでいました。
たくさんの思い出が残った、広くて、古くて、自然がいっぱいの大好きな家。
きっと、新しく住む方は古いところを嫌って
いっそ建て直そう!ということになるのではないか。
そう思っていました。
でもこうして、
もと家の面影をのこしたまま、
リノベーションという形で生まれかわり、色んな人が訪れてくれる場所になってくれて
本当に嬉しいです!
リノベーションって、新しく暮らす人にも素敵な暮らしを届けてくれるだけではなくて
以前そこで暮らしていた人も嬉しい気持ちにしてくれるんです。
リノベーションって素敵!古いものって素敵!
生まれ変わったお家に、私も早く行ってみたいです!
(Natsuki)