皆さんこんにちは!
鎌倉在住EcoDecoスタッフのNabeです。
先日、解体が終わったお客様のお宅に、
状況の確認も含めて現場に行ってきました!
物件の内見時は、この壁の裏側はどうなってるんだろう?
と気になっても、なかなか躯体を覗く機会は少ないですよね。
ボード仕上げ、断熱材吹付仕上げ、躯体、躯体の上にモルタル仕上げと、
壁の裏側には様々なすっぴんが隠れています。
今回ご紹介するすっぴんは、上記の4つ全ての表情を見ることができたのでご紹介します!
左からご紹介すると、一番左端の白い部分が、断熱材の上にボードで仕上げている様子。
続いて、黄色く仕上げている部分が、断熱材のみの仕上げ。
そしてその左隣が、躯体のまま仕上げている正真正銘のすっぴんです(笑)。
いわゆる、コンクリート打ちっ放しの状態になります。
そして最後が、躯体の上にモルタルを塗って仕上げている状態です。
なぜ、このわずかなスペースで、このように仕上げを細かく変えて、
表情が豊かなになったのか。
それは、このお部屋が角部屋ということが関係しています。
まず、写真の左側半分は、外壁面に面しているため、断熱材が必要になります。
通常のマンションの場合、お部屋の両サイドと上下は他のお部屋になっていますが、
角部屋の場合は外気に面する壁ができるため、断熱材で仕上げる必要があるわけです。
写真右半分はお部屋に面しているので、外気に触れる機会がなく、
こちらは断熱材を吹き付ける必要がないので、躯体とモルタル仕上げになっています。
またモルタル仕上げの部分は、クロス(壁紙)を貼る必要があったから、
打ちっぱなしではなく、モルタルで仕上げて平らにしているんです。
断熱材と躯体仕上げの部分は、元々押入スペースでした。
木の板を貼りつけて仕上げていたので、そのままでも問題ないわけです。
でも、その両サイドはクロスを貼る必要があるので、
表面がボコボコだと綺麗にクロスが貼れなくなってしまう。。
なので、丁寧にボードとモルタルで仕上げるというカラクリです。
なかなか、このように4種の仕上げを、
この狭い面積で見れることは少ないですが、
リノベーションでは、自分の暮らす空間が出来上がってゆく過程を、
自分の目で確かめることができる、これも魅力の一つではないかと考えています。
おまけ!
なんと躯体に建築当時の落ち葉が〜
もちろん、このような場合は、職人さんがきっちり取り除いてくれるのでご安心を!
それと、安全性に問題もなく、結構当たり前なことなんですよ〜
でも、こういう経験をできることも、リノベーションならではの魅力ではないでしょうか?
(Nabe)