家を買うとき、
「わからないこと」の為の余白をどこまで織り込むか
というのは、悩ましい問題ですね。
大地震はあるかもしれないし、ないかもしれません。
考えても分からないことは、
たくさんありますよね。
文字通り「未だ来ず」で「未来」ですから。
例えば、家の広さに関わる要素としては、
家族構成の変化が考えられます。
子供さんが産まれるかもしれない。
巣立っていくタイミングはいつなのだろう。
もしかしたら産まれないかもしれない。
転勤になるかもしれない。
ご両親と住むかもしれない。
…
当然「常に現在の暮らしにぴったり丁度良い」のが
最もリーズナブルなのですが、
家が家族の変遷に伴って変化できる巾は無限ではありません。
変化の読みにくい、
これから家族が増えていくタイミングの方は
特に迷われるところですよね。
ご結婚したばかりで、
住まい自体はすぐにでも必要なので、
これまで通りのそれぞれの仕事との関係性も維持しながら、
現在の新しい暮らしのリズムも作りながら、
未来の変化をどこまで織り込むかを考えねばなりません。
「わからないことはわからないままにしておく。」
というのもやはり一つの解決策。
「必要な範囲が分かるまで待つ」ために
ヤドカリ的に家族構成の変遷に併せて、
賃貸で流動的に住み替えていく生き方というのも
十分選択肢に上ってきます。
もちろんそれでは物足りない…という方が
弊社にお越し頂いているのですから、
内見の際には、その物件が持っている対応できる変化の巾と併せて
未来という不確定なものをどこまで織り込むか、
お考えを整理して頂く材料をご提供するのも
我々に求められている役割の一つだなと感じています。
(kobayashi)