こんにちは、saitoです。
久しぶりに訪れる場所でも毎回その空間の良さに感動する建物や空間があります。
その一つが、アントニン・レーモンド設計の「夏の家」(現ペイネ美術館)です。
軽井沢タリアセンという回遊式の庭園内に移設されています。
文字通り、レーモンド夫妻と数名の事務所所員が夏の間、設計活動と生活をともにした
アトリエ兼別荘です。
ロフトへスロープで繋がる吹き抜け部分も良いのですが、建物一番奥に位置する部屋は、
屋外に開けていて気持ち良く、それ程広くないけど、むしろそのスケール感がとても落ち着くのです。
元の建物は、基壇があって地面から高い位置に建物は建てられていたそうだなので、見える視界は
また違ったのだろうけど、緑に囲まれた現在の場所での眺めも静かで良いのです。
広く開放的な空間は気持ちが良いと思う一方で
お茶をするための、
読書をするための、
音楽を聴くための、
小さな落ち着ける場所やコーナーがあると
豊かだな住まいだなと思います。
(saito)