有田町づくり合宿 第4回 今有田で起きている変化の芽とは?

有田町づくり合宿 第4回 今有田で起きている変化の芽とは?

私たちStyle&Decoのメンバーは9月28日から9月30日にかけて、
佐賀県の有田町にて、まちづくり視察合宿をおこなってきました!
今回の目的は、有田町でまちづくりを実践されている方々にお会いし、
EcoDecoの今後の事業展開を考えていくこと。

私たちStyle&Decoのスタッフにとって様々な出会いと気づきを与えてくれた、
有田町での合宿。なぜStyle&Decoがまちづくり?なぜ佐賀県有田町?
有田町のポテンシャルって何?今後有田町ってどうなっていくの?
などなど4回シリーズに分けてお伝えしていきます。

INDEX
第1回 なぜ有田町?EcoDecoがまちづくりに関わろうとする理由
第2回 陶芸の町有田にダイブ!有田の魅力をトレジャーハンティング!
第3回 有田町の空家探訪!有田町のポテンシャルを知る
第4回 今有田で起きている変化の芽とは?→今ココ☆

第4回 今有田で起きている変化の芽とは?

前回までは、
有田町の観光スポットや、
地区内にある伝統建築物の空家を訪れる中で、
有田のポテンシャルについて考えてきました。

いよいよ最終回の今回は、
今有田の街で起きている有田の変化についてお話します。
実は今有田町では、有田の秘められたポテンシャルを活かした様々な実践が始まっています!
その一部をご紹介できればと思います!

作品を作りながら滞在できる!?アーティストインレジデンスの取り組み

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幸楽窯の敷地内にある建物の入り口。看板が素敵です。
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陶磁器の製造から加工まで行う場所。広大です。
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とても広大なスペース。現在は使用されていないスペースも多く、活用の仕方によっては大きなポテンシャルがあるように思います。

2日目に訪れた幸楽窯さんでは、社長の徳永さんを中心に新しい取り組みがなされていました。
幸楽窯さんでは、鋳込み成形・素焼き・絵付け・本窯・赤絵窯の全行程を一貫生産しており、
器の全行程の作業をする場所を見させて頂くことができました。

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幸楽窯の従業員さんの熟練技を見させて頂きました。
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陶磁器のスプーンも作られていて、一本一本丁寧に探されていました。
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絵付け作業を後ろからパシャリ。

そんな幸楽釜で、今取り組まれているのがアーティストインレジデンスです。
これは幸楽窯の空きスペースを活用して、国内外のアーティストが滞在できるように場所を用意して、
集中的に作品制作ができる場所を作っています。

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ドクロの器!アーティストの方が自由に幸楽窯で修行している様子がわかります。
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幸楽窯さんの敷地内にあるギャラリーには、アーティストが制作した作品も。可愛い!
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こんなカラフルな器も。有田焼らしい上品さがありつつ、洋風な暮らしにも合いそうな器です。

幸楽窯に近くにある使用されなくなった女性社員寮を長期滞在用の施設に改装して、
そこで幸楽窯で滞在しながら作品を集中して制作できる環境が整備されています。
(幸楽窯;アーティストインレジデンスHP

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幸楽窯の近くにある今は使われなくなった女子社員寮。造りがしっかりしています。
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入り口にあったペイント。アットホームな場所であることがわかります!

また幸楽窯さんのアーティストインレジデンスを担当されているのは、
ブラジル人のセバスチアオ・ピメンタさん。
ピメンタさんは何と5カ国話者で、有田と世界を繋げるべく日々有田に訪れる海外旅行者のご案内や、
英語での有田の魅力を発信されているそうです。
(そんなピメンタさんをご紹介した記事がこちら

有田町に多く有る窯元さんの1つで、このように有田町や有田焼の魅力を発信していること、
それ自体が有田町の大きな変化の芽であるように思いました。

おわりに

この他にも様々なまちづくりの実践をしている事例がたくさんありましたが、
共通して言えることは、有田の地域住民の方達にとって「日常にある普通の風景」であっても、
地域の外から見るとそれが「宝物」のようにも見えること。
その「宝物」をどのように活かしていくかがまちづくりの大事な部分であるように思います。

私たちStyle&Decoにとっても、有田町の町並みや、自然だけでなく、
そこで暮らし、実践されている方達自体が大きな宝物でありポテンシャルだと感じました。

私たちStyle&Decoは、お客様にとっての「暮らし方」のあり方を提案することを大事にして、
日々業務を大事にしています。
有田の町づくり合宿を通して、改めてその街の暮らし方を地域住人の方や旅行者、その街に移住する方へ提案するための事業を、
Style&Decoでやっていきたいと思ったことが、今回の取り組みの大きな収穫でした。

今後のStyle&Decoの活動にご期待を!

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