自分の心地よい家に暮らすかによって、その人の暮らし方は大きく変化することを、
僕自身仕事のなかでお客様を接してよく感じることです。
リノベーションして住まわれているお客様のお宅に取材に行くと、
皆さん素敵な暮らしをされているのがよくわかるのですが、
それ以上にとてもリラックスした表情で今の暮らしの心地よさ、楽しさを積極的に離してくれるのがいつも心に残ります。
「あぁ、リノベーションってここまで暮らし手の生活を変えるんだ」と毎回強く思うんですよね。
一方で仕事をする時、どのような空間に身を置いて働くかも大事だなと改めて思いました。
そんな気づきを与えてくれたのが、こちらのイベント。
日本とデンマークのデザイナーの働き方について両国でランドスケープ・アーキテクトとして活躍をする方々をを招いたイベントです。
”デザイン”という知的労働が専門職として認識されているデンマークではデザイナーはどのようなオフィス環境でどのような仕事をしているのかを、
くわしくお話するイベントでした。
これは行くしか無い!と思い、参加しましたが、
とても興味深く刺激に満ちたイベントでした。
「ヒュッゲ」という言葉は、デンマーク語で「心地いい空間、充実した時間、ワイワイすること」
という意味だそうで、日常的に使用される言葉です。
デンマークでは今どのように「心地いい空間」として職場が作られているのか、
というお話が中心でしたが、
私が個人的に興味深かったのは、心地いい空間を作り出すのは、
その職場の立地や内装だけでなく、まさに働き方のルールが重要になってくるというお話。
デンマークの社会全体で働き方のルールを定められていることも重要な点ですが、
それぞれの企業の目指す企業イメージや働く従業員の文化によって、
職場の働きやすさも影響してくることは、日本とデンマーク共通のお話なんだなと考えさせられました。
またデンマークでは、古い伝統建築物や倉庫をリノベーションしてオフィスにする例もたくさん知ることもできたのも
大きな収穫でした。
古いものを大切にしつつ、
職場のメンバーで職場の文化を作りあげて、「心地よい職場」を作っていくことは、
私たちはEcoDecoでも大切にしたいなと思ったとても興味深いイベントでした!