こんにちはokanoです。
河川が決壊したりと豪雨による被害が著しく、近年の気候変化に驚きを隠せない状況ですね。
まだニュースとしては出てきてないようですが、農作物への被害も甚大ではなさそうな気がします。
そんななか、気になる記事がありました。
(産経ニュースより)
「ハザードマップ」は不動産を扱う我々にとっては馴染みのあるデータなのですが、
やはり一般の方々にはなかなかその情報は行き届いていないのが実状なのでしょうね。
下記に23区の防災関連サイトのリンクを貼っておきますので、みなさん是非一度ご覧になって下さい!
世田谷区/港区/中央区/渋谷区/新宿区/文京区/千代田区
目黒区/品川区/大田区/杉並区/中野区/板橋区/豊島区
練馬区/北区/江東区/台東区/墨田区/葛飾区
江戸川区/足立区/荒川区
※ハザードマップを見つけるのは「ハザードマップ 〜〜区」で検索した方が早いかもしれません。
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さて、過去3回に引き続き、今回は「東京における都心/郊外/中間」のことについてです。
<<都心派? 郊外派? それとも、、、中間派?(1)>>
<<都心派? 郊外派? それとも、、、中間派?(2)>>
<<都心派? 郊外派? それとも、、、中間派?(3)>>
「都心」というエリアが山手線で囲まれたエリアとリンクするような印象があるのは
江戸時代からの都心エリアと副都心エリアが都市機能として集中的に発展し、
それに合わせて交通インフラが整備された背景があると前回書きましたが、
では逆に「東京における郊外」って何なのでしょうね?
勝手な解釈ですが、経済成長による人口の流入により、その受け皿となるベッドタウンの
開発がその背景にはあるのではないかと思います。
何も無かったところにドカッと住宅を作り、そこと都心を鉄道で結ぶ。
そして、「ニュータウン」や「団地」という言葉が生まれたのでしょう。
東京は地方出身者の集まりという感覚がありますが、(EcoDecoスタッフも九州が2名、
北海道・東北出身が2名、関西出身が1名、東海出身が1名と地方出身がほとんどです。)
やはり今でも東京には人が集中していて、様々な「田舎」を持った人が暮らしているですよね。
話が少しそれましたが、「郊外」というとやはりその対義語は「都心」だと思います。
つまり、便利な都心と比べて、不便な場所(この不便という概念も要注意だと思いますが、
ここでは、都心のようなアクティビティがないという意味で不便としておきます)というのが
「郊外」なのでしょう。「不便」と違う表現だと「活気がない」になるのでしょうか?
光が丘など今でも人気のあるニュータウンや団地が存在するので、「ベッドタウン=郊外」という
のではなく、今の東京で暮らす人々にとって「郊外」とは、(都心の時もそうでしたが、)
心理的な側面が強く、だから、「都心で働く人にとって不便な場所=郊外」なのだと思われます。
(日経ビジネスオンラインより)
団地も然りで、遠く離れた通勤に不便な団地は、若者の人口が減り、高齢化が進み、問題と
なっていますが、逆に、緑も多くてゆったりしている都心に近い利便性のよい団地はすごく
注目されていますよね。
※「団地」「リノベ」というキーワードで検索したことがある人は多いはず!!
※EcoDecoでも「団地マニア」というページを作って団地でリノベーションしていただいた方の
事例を紹介しています! >>団地マニアのページはコチラ
ただ単純に都心から遠いからという理由だけで「郊外だ」とすることはできず、
もしかしたら、位置的には都心にすごく近いけど交通が不便で陸の孤島のような場所も
「郊外」と言えるのかも知れませんし、都心と同じく、郊外も明確な線引きは難しそうです、、、。
でも、なんとなく感覚としては、都心で働く人にとって不便でアメニティが少ないエリアが
きっと「郊外」なのでしょうね。
こんな事を書いていたら、少し前の飲み会で「たまプラは郊外じゃない!」という話題がでた事を
思い出してしまいました。
そこに住んでいる人にとっては、郊外とは思っていないけど、たまプラに行ったこともない人に
とっては郊外のような印象だったのでしょう。
ひとそれぞれ、ですね。心理的なものだから難しい、、、。
(次回につづきます)
okano