今回も海外の建築の話です。
ぼくがはじめて海外に行ったのは大学の研究ワークショップで訪れたメキシコでした。
ヒューストンで乗り換えてからメキシコシティに向かうのですが、
「まもなくメキシコシティに着陸します」のアナウンスで眼下を見てみると、なだらかな丘の一面にフジツボのように貼り付く家々が。
メキシコシティでは、世界遺産のバラガン邸にも行きました(それはそれは感動しました)。
ルイス・バラガンの建築には大胆な色で彩られていることは有名です。以前に岡田准一の出演していたSONYのCMでも扱われていました。
訪れたバラガン自邸にも、あの印象的なピング色が使われています。このピンク色はブーゲンビリアの色なんだそうです。
このピンクはメキシコの強い日差しと乾いた空気、そしてブーゲンビリア。そうしたことから導かれた部分もあります。
リノベーションで色を扱うことは難しいかもしれません。予算が高くなってしまったから減額の段階でなくなってしまうかもしれませんし、
やっぱり塗ってみたけれど、ちょっと空間に合わないかも…ということがあるかもしれません。
でも気負わずに、色を加えてみるのはいかがでしょうか。
購入した物件ですし、塗り直すことができます。
メキシコのような強い日差しはないかもしれませんが(最近はとても暑いですが)、
季節によって色を変えることも楽しいと思います。