1ヶ月程前になりますが、留学中に知り合ったチュニジア人の友人の紹介で、
チュニジアからインターンシップのために来日し、
2ヶ月間東京に滞在しているチュニジア人の女の子を
東京案内しました。
偉そうに案内できるほどの土地勘はまだまだないのですが、
日本の伝統的なものがみたい、というリクエストがあり、
とりあえずお寺がたくさんある谷中をうろうろしながら
上野公園の方へ散歩しました。
彼女はカメラ片手に、散歩中に見つけた、
お寺に「いいね!」パシャ
古民家をリノベしたカフェに「へえ〜…」…
上野公園の弁天堂に「いいね!ビューティフル!」パシャ、パシャ
そして最後に、公園を出て大通り沿いにあった新築タワーマンションに
「いいね!こんな素敵なところに住みたい!」パシャ、パシャ、パシャ
普段リノベーションのお仕事をしているので、
「味がある」とか「ヴィンテージ感」とか
「ツルツルピカピカはNG」とか「きれいすぎるのはちょっと…」
というワードに触れてばかりだったので
新築タワーマンションってきれい!かっこいい!素敵!という価値観の人もいるのだ、
ということをハッと思い出しました。
個人的には古いものが好き、新しいものは嫌い、というわけではなく、
建物に限らず年数の少ない/多いで、ものの価値を測らず
「本当にいいもの」を見極めたいな、と思うのです。
「本当にいいもの」が何かというのはコレッ!といえるほど
ものをしらないし、目が肥えてはいないのですが、
きっと、いいものは、
今みても「いいね!」
10年後みても「いいね!」
100年後みても「いいね!」
なのかな、と。
それって「飽き」がないものなのかな、と。
飽きたら買い替える、飽きたら引っ越す、という考えもアリだと思いますが、
個人的には日に日に愛着がますような、
そんなものを大切にしたいなー、と思ったのでした。
東京オリンピックに向けて、
建設ラッシュで色んなところが新しく建て替えられそうですが、
今あるいいものと新しいいいものが共存するような都市として、
今海外の人がイメージする、所謂「キョート」と「トーキョー」が
融合するような都市として、
日本人にとっても世界から見ても、より魅力的になることを願うのでした!
kuwayama