こんにちわ。
taniguchiです。
入社して2週間!
あっという間なようですが、勉強することたくさんの濃く楽しい毎日を過ごさせていただいています。
さて、私はおじいちゃんがそれぞれ大工と畳屋さんという生粋の建築人の血をちょっとずつですが受け継いでおります。
私の父も建築系の仕事をしていたこともあり家族旅行で必ず行くのは、その土地の神社仏閣、お城、武家屋敷、展望台!
昔から時を重ねてきたそれらの建物たちに魅了され、私も建築の道を選んだのだと思います。
大学時代に古民家の見学会があり、そこに住む方のお話で忘れられないものがあります。
家というのはどんなに古くても、”生きている”ものが存在すれば美しく、
ちゃんと手入れして使っていけば、壊れることはない。というものです。
この「ちゃんと手入れする」ということと、「リノベーション」が私の中で一致して
家をちゃんとお手入れして素敵な暮らしを生み出したくリノベーションの道に入らせていただいたのです。
さて、さきほどお話した家族旅行。
そこで訪れた熊本の武家屋敷がこの思いに通じていてとても美しかったのでご紹介します。
熊本城の敷地内にある、旧細川刑部邸です。
今まで訪れた武家屋敷と違って、まるで今でも誰かが住んでいるかのようでした。
その訳は、すみずみまできれいに掃除してあることに加えて、
建物のいろいろなところにさりげなく、季節のお花が活けてあること。
この時は、椿の花がいろんな部屋に活けてあり、その部屋の美しさがさらにぐっと引き締まるかのようでした。
これが、”手入れ”なんだなと実感しました。
静かで気持ちよい空気が流れていて、いつまでもここにいたいと思う家でした。
今はこの建物も熊本城と同じく、地震の被害による修復中で見学することはできません。
いつかまた、あの場所に行ける日が来ることを祈っています。