中古物件をリノベーションする際に、図面や現地から読み取れることはたくさんあるのですが
実際に、解体してみないとわからないこともあります。
先日、実際にお客様にご了承いただけましたので
物件購入後、設計の段階で気になっていたところを解体してきました。
天井の躯体表しはできるのか?!
まずは天井に穴をあけ、のこぎりで部分解体!
このプロジェクトは、壁と天井を躯体表しにしたいと
ご要望があったのですが、最上階のお部屋なので天井面に断熱材が入っている
可能性が高く、ずーっと気になってたポイントです。
2箇所ほど天井を解体してみましたが、入ってませんでした!
ラッキー☆ しかもキレイな躯体だー!!!
(でも最上階だから暑いかも…!?)
換気の経路や汚水配管の状況を確認しよう!
ということで、押入の壁を破壊!!
この奥にトイレとお風呂があるのですが、換気の経路や汚水配管の状況が
気になっていたので大きめに開けてみました。
パイプスペースは木軸の壁で囲まれているだけだと判明!
上下の天井と床もちゃんとふさがれているので水の流れる音を解消できれば
もっと小さくできそうだなー!!っと。
しかし、、、お風呂がコンクリートブロックではなく、コンクリートの躯体壁で
区切られていることも判明!
これは、解体できない壁ではないですかー!
お風呂を広くすることも出来ないし、入り口を変更することもできない。。。
んー、設計変更です。
実は解体しないと分からない事はいっぱいあるのです。
いつもは見えるところから経験とカンで判断しているのですが、今回のように
設計初期段階で解体できると出戻りが少ないのでいいですね。
次回からもどんどん解体調査を行いたいと思います!
okano