先週墨出し確認を行ったK様邸が変更になりました。
このプロジェクトは41㎡の小さめのリノベーションなのですが、
空間を有効活用するために「ロフト」をご希望されていたのです。
ところが、解体した現場で完成後の壁の位置やロフトの高さを
フムフムと確認された後、(そして居残りイメトレをされた後)
「ロフトを中止します!」とメールが、、、
これ、大きな決断だったと思います。
この決断で計画の見直しを多少行うことになりましたが、
そこで暮らすイメージを念入りにされた結果ですので、
設計側としてはイエス!です。
床面積の数値だけが全てではない!
作っても使いづらかったりして使わないのであれば、
空間を有効活用できていないということになりますので、
「この部屋で生活していく上で自分たちにとって大切なコトは何か?」を
真剣に考えてもらえる、そして「自分らしい暮らし」を発見するために
我々ととことん話合ってもらえる。
これはとてもうれしい事です。
たとえ工事が始まったタイミングでもアリだと思います。
「こうでなくてはダメだ」という固定概念(または執着心)から解き放たれた時、
物事は動き出すのだと思います。
okano