こんにちは、kuwayamaです。
「 真のお洒落さんは、裏地にこだわる」
とはよく聞くようなフレーズですが、
賢くリノベの予算内訳を考える際には
反対のことが言える場合があります!
リノベの予算が際限なくあれば、
あれもこれもぜーんぶ実現できるかもしれませんが、
ただただお金を掛ければそれだけ良いものができるかと言えば
そうではありません!
無理のない予算の範囲内で
お客さまと設計者と施工会社で知恵を出し合い
その方にあった住まいづくりをしていきます
その手段のひとつとして有効なのが、
冒頭にも出た「裏地にこだわらない」という方法。
これは、おうちの中で長時間過ごす場所、
よく目につく場所、一番大事な趣味の場所などは
減額を考える際にも死守し、
その逆の場所は最低限の機能のものを入れたり、
仕上げを比較的安価なものに変えたりするのです。
(ユニットバスや塩ビシート、タイルカーペットなどなど)
来週お引き渡しを控えたO様邸。
キッチン立ち上がりの素敵な色と質感のタイルや
造作家具は見積もり後の減額検討時にも残し、
扉で閉じられてしまう且つ、過ごす時間もそんなに長くない個室は
割り切って、クロス貼りで減額。
手前のリビングダイニングは塗装で、奥の個室はクロスですが、
近づいて見ないと違いにあまり気付きません!
(奥の部屋は後で扉がつきます)
先日現場打ち合わせのときに、貼られたタイルを初めて見たO様は
「かわいい」と連呼され、とっても気に入っておられました。
毎日の食事の準備もきっと気分をあげて
楽しくお料理できるキッチンになると思います!
タイルカーペットや塩ビシートなどは
その名前を聞いただけで敬遠されてしまうこともありますが、
いわゆる塩ビシート感の抑えられたもの
いい感じの色のタイルカーペットなどもありますので、
ご提案すると割と受け入れていただけることも多いです。
デザインの凝り具合も、お金のかけ具合も、
何事もメリハリが大事ですね。
追記>>O様@武蔵小金井の事例インタビューを公開しています!
既存の間取りは活かせる!
オーダー家具で暮らしにフィットした住まい
住まいにトキメキを求めて始まったリノベーション。O様の生活を見つめ直していった所、大切な事は間取りを大幅に変える事ではなく、造り付ける家具や照明、取手といった「部分」を中心に作り込む事で、O様にフィットする住まいに整えることでした。
kuwayama