こんにちはokanoです。
前回のブログ「空間を纏う」でK様邸の事を書きましたが、
この「空間を纏う」という事について考えてみました。
設計士としてリノベーションに携わってますが、
デザインしていく上で常に感じていることは
やはり、お客様の個性を引き出す空間にしたいなーということです。
服のように、その人らしい雰囲気を醸し出す要素として
住空間を作りたいと考えていますが、それは多面のうちの一側面で、
他の側面からみれば、家がその人の個性を表すだけでなく、
その人の個性が家を作り上げていると言えると思います。
暮らすことで初めて住空間が成立するし、住み続けることで
住空間がその人にとって大切な場所になるのだと思います。
ここまで話して、足りないものがあります。
それが、設計士が行っているデザイン!
空間にしろ、服にしろ、まず重要なのは「気に入るかどうか」なのです。
気に入ってもらえれば、永く愛してもらえるけど、
気に入らなければ、それは反対にストレスになってしまいます。
だから住空間をデザインする上で重要なのは、お客様と話をして
その人の暮らし方・暮らしに対する考え方を共有すること。
そこから生み出したデザインは消費されることなく、
引き渡した後もずっと住む人と一緒に成長し続けていくのだろうと
思います。(そうあって欲しいですね。)
素敵な空間が提案できるかどうかは設計士次第。
素敵な暮らしができるかどうかは住む人次第。
そんなところでしょうか?
以前紹介した本がそれを感じてもらえそうな気がします。
書店で見つけたら手にとって見て下さい。
→「息抜きの一冊」
今週末は昨年引渡を行ったU様邸にお邪魔する予定です。
約半年経ってどんな暮らしをされているかとても楽しみです。
U様関連の過去記事はこちら
→「塗装は命!?」
→「鉄の心臓!」
→「すっぴんに惚れました♪」
okano