【都心派vs郊外派 リノベ対談 第1回】都心暮らしのメリット

【都心派vs郊外派 リノベ対談 第1回】都心暮らしのメリット

はじめに

家探しの選択肢において、
「中古を買ってリノベーション」という選択肢が一般的になってきた現在。

「既製品の新築住宅」か「自由に改装できない賃貸住宅」という
二者択一の選択肢しかなかった以前の家探しの状況とは異なり、
今は新築住宅よりも「お得」に中古住宅を買い、
自分たちの理想のリノベーションをして住む方が多くなっています。

一方で、

「ドラマの主人公のお家みたいに、本当に理想の暮らしを実現しようと思ったら、予算もたくさん必要なんじゃないの?」
「都心で素敵な暮らしをしたいけど、それって本当に実現できるの?」
「子育てや両親の介護を考えた時、本当に中古マンションを買っても大丈夫?」

などの不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

今回はどちらも子育て真っ最中であり、
ほぼ同じ予算で「都心ど真ん中のマンションを購入しリノベーション」した代表の谷島と
「郊外のルーフバルコニー付きの広々マンションをリノベーション」して暮らしている天井の2人に、

「物件探しのこだわった部分、妥協した部分は何だったのか」
「理想の暮らしを作っていく上で、大事なことは何なのか」
について答えてもらいました。

第1回 【都心派vs郊外派 リノベ対談 第1回】都心暮らしのメリット ☆今読んでいる記事☆
第2回 【都心派vs郊外派 リノベ対談 第2回】郊外暮らしの心地よさ
第3回 【都心派vs郊外派 リノベ対談 第3回】物件探しでこだわったポイント、妥協したポイント
第4回 【都心派vs郊外派 リノベ対談 第4回】重要なことはどういう生き方、暮らし方をしたいか

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1回 仕事も子育ても両立!都心暮らしのメリット

 

通勤が苦痛だった

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——谷島さんにお聞きします。谷島さんは渋谷から徒歩圏内の場所に物件を購入して住まわれていますが、都心に住むということは最初からこだわっていたのでしょうか?

谷島私は最初から絶対都心に住みたいと思っていました。その前に住んでいたのは都心に2時間の郊外で、通勤も大変でした。それにカフェや図書館等の刺激を受ける環境も少なかったので、もっと身近な場所で情報が自然に入って来たり、感性を磨ける場所に身を置きたいというのが、都心暮らしをしたいと思った理由でした。

——谷島さんは通勤に時間をかけたくなかったんですね。

谷島:そうです。今は会社の経営者としてだけでなく双子の子育てをする母でもあるので、いかに自分の時間を効率的に使っていくかを考える必要がありました。そう考えた時に通勤の時間は私にとっては省きたい時間だったのです。

——お子さんの保育園の送り迎えを考えると、通勤時間を短縮して暮らすことの意味は大いにありますよね。

谷島:保育園、職場も含めて全部近くで済ます「職住隣接」の生活を考えていたので都心にこだわっていましたね。

——朝の通勤ラッシュとか乗り換えが苦手な人にとって、都心のマンションを購入してリノベーションは魅力的ですね。

谷島:私の場合は、都心に住みたいという思い以上に、根本に自由に生きたいという想いが強かったのもあります。家に縛られずに、そして家族に何かあった時には家を手放せる、貸せる、家が足かせにならず自由に生きられる。そういう物件を探していました。

——そういう意味では終の住処という感じではないですよね。

谷島ないと思います。私も九州、夫も九州なので、終の住処という感覚はありません。今、仕事の都合でたまたま東京に居るという感覚です(笑)なので常に手放せる。だけど、今の暮らしも妥協したくない。自分のテンションがあがる、心地のいい暮らしをするため、中古を買ってリノベーションを自分自身も選択したし、この暮らしを多くの人に知って欲しいという思いで、EcoDecoも立ち上げました。リノベーションは、今の暮らしも大事に出来るし、費用的にも安く快適に住みこなせるお得な選択ですよね。

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子どもの成長に合わせて住み替えるという選択肢も

——そうなんですね。一方で谷島さんのように理想の暮らしを追求しようとしても、子どもの教育環境の変化や両親の介護で、今いる場所から離れざるを得なくなる可能性も十分にありますよね。

谷島確かにそうですね。私自身、双子の子どもを産んだことは、想定外の出来事でしたが(笑) 今後それ以上の突発的な出来事が起きてくる可能性も大きいと思っています。その変化に臨機応変に対応できる、そして自分の暮らし心地を追求できるような家に住んでいきたいと思っています。

天井谷島さんの場合、子どもがこのまま大きくなった時に、今の家でこのまま住むのは難しそうですよね?

谷島その時のことも勿論考えていますよ。今の家を賃貸に出して別の家を買ったり、もしくは地元の九州に家を買って二拠点生活してもいいかなとか考えています。あとは子ども達が独立してから改めて夫婦二人で暮らすということもいいかなと思っています。

——昔に比べて子育ての仕方など、画一的ではない様々な選択肢を取れるようになってきたのが、谷島さんと天井さんの世代だなという印象があります。そこには夫婦共働きでお互いに経済的に自立している部分がベースにあるからこそ、自由に子育ての選択肢を持てるからかもしれませんが。

谷島東京で子育てをして行く中で、段々と子どもは幅広い世代の人に触れ合ってほしいという想いを持つようになってきました。東京に育児をサポートしてくれる身内がいないのでそう考えたのかもしれませんが、ゆくゆくは子どもを連れて、田舎の山里で子育てしてもいいかもな、とさえ思っています。ただ今のところは、都会と田舎両方の生活を子どもに知ってほしいとも思っているので、せっかく東京にいるなら、今は都心の物件、都心でしかできない経験を楽しめばいいと考えています。

 

第2回 郊外暮らしの心地よさ に続く

※当社代表の谷島の著作、 ビギナーのための賢い家のつくり方 中古を買って、リノベーション。 ではリノベーションを前提とした物件探しの注意点から、ローンの組み方、リノベーションの注意点まで詳しく書かれています。今回のインタビューを構成している過程でも、谷島の本を参考にさせて頂きました。リノベーションへの想いや、団地リノベの注意点も書かれています。おすすめです。

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