町屋のリバーサイドに建つ築浅マンションを購入し、リノベーションされたY様ファミリー。
「生活動線」や「機能」のデザインを練ってつくられたお住まいなんです。
様々なポイントがある中の一つをご紹介しますね。
LDKへのアクセスが3つもある
平面図を見ていただくとわかるように、Y様邸にはリビングダイニングキッチンへの動線が3つあります。
通常は1つ、動線を考えた家でも2つがいいところだと思います。
1つ目はリビングダイニングに。お客様の動線はこちらですね。
2つ目はリビングの右側にあるキッズスペースに。ここは、寝室などを通ってアクセスします。寝るときはここから寝室へ向かいます。
3つ目はキッチンに。洗面などの水周りを通ってアクセスできます。
ご夫婦がインタビューの際におっしゃっていた、動線のよさ
ご夫婦にこだわった部分や、リノベーションのお話を伺うと、動線のことや使い勝手のことを多くおっしゃっていたことが印象的です。
たとえば…
「家のデザインを一番に優先するよりも、生活のしやすさを大切にしたかったので、生活動線を重視しました。扉の向きや位置、開き戸か引き戸かといったことはけっこう考えましたね。中でも、キッチンと洗面室の間を、壁じゃなくて扉で仕切ることで、自由に行き来できるようにしたのはすごくよかったですね。」
リビングへのドアって、何も考えなければ開き戸だと思うのですが、実は結構重要なのです。生活をイメージしたときに、閉め切った状態が多いor開けたままが多いかどうか。開けたままが多そうだから、開き戸だと邪魔になるね、じゃあ、引き戸を選んだほうがよさそうだよね、引き込みできる場所もあるね…と繋がってきます。
もうひとつ。
「朝、洗濯機のスイッチを入れた後、すぐにキッチンで朝ごはんの用意ができたり、洗濯が終わればリビングに持ってきて、リビングの梁に設けたハンガーに干したり。1つの場所に2つ以上の機能があるというか、それぞれの場所に2方向からアクセスできるのは、無駄な動きがなくていいですね。」
この「朝の家事動線」は、もう本当に重要で。絶対に終わらせなければいけない時間が決まっているので、いかに無駄を省けるかというのは大事ですよね。そして、湿気がこもらず太陽光が入るリビングで、室内干しを簡単にできるのもいい!洗濯物干し台を持ってくる時間の1〜2分すら惜しいですから。
こんな調子で、なるほどな、と思うポイントがいくつも登場します。
お子様が小学校に入学される前に、住み慣れた街でリノベーションをされたY様ご家族。
リノベーションに至るまでのお話や、川を一望できるリビングダイニングや家事動線を考えた間取りなど、どのような部分を大切にしながら家づくりをされたのかを伺いました。
Y様ファミリーのように、ご夫婦共働きの方にとって、特に参考になるポイントがいくつもありますので、ぜひご覧ください。