物件を決めるときの決定打って難しいですよね。
物件購入に関わる費用はいわずもがな、
駅からの距離、
お買い物に便利、
街並みの雰囲気などなど。
全部が全部、条件に合致する物件があればよいのですが、
普通はなかなか出てきません。
ということで一つ一つ物件を見ながら、
取捨選択していくのですが、
「眺望」の良さというのは案外多くの人が優先順位を高く持っている気がしているのです。
そしてこの「眺望」。
戸建住宅ではなかなか得られない、マンションならではの条件という気がします。
今まで多くのリノベーションの現場に行きましたが、
眺望が良くて、なんとなく気持ち良いお部屋が多いんです。
どんなに他の条件が良くても、「眺望が良くない!」
と見送る事が多いのでしょう。
ということで、弊社の事例の中でも「眺望」にフォーカスして考えたリノベーションをご紹介。
【庭園の緑を借景に ルーバーで緩やかにつながるリノベーション空間】
ルーバーが特徴的なこのお宅。
実は、このルーバーを使っている理由は、
ズバリ「眺望」を生かすため。
目の前に広がるこの贅沢とも言える眺望を、
室内に取り込みたい!
けれど、ワンルームのようにだだっ広くしたいわけではない。
キッチンゾーン、お風呂ゾーン、ダイニングゾーンと、
なんとなくゾーンは分けたい。
この相反する2つの要望を実現するためのルーバーだったわけです。
【運河に浮かぶアートディレクターの家】
このアングルで錯覚を覚える方がいるかもしれませんが、
鏡面仕上げの壁が印象的なお宅です。
この鏡面仕上げの壁も「眺望」を生かすためです。
このオンリーワンのリバービューを、
インテリア化するための鏡面仕上げの壁。
眺望が良いというのは、探せば出てきますが、
眺望を最大限に生かしたお部屋と言うのは、
なかなか出てきませんよね。
眺望を生かした間取り、素材、つくり方。
リノベーションならではの醍醐味かもしれませんね。