先日、東戸塚にあるO様邸に撮影でお邪魔してきました。
もう少しで公開予定の事例インタビュー記事とは違った角度で暮らしをご紹介したいと思います。
ご主人が美術系の大学を出ていらっしゃるということで、アートがとても身近にあるご夫婦の暮らしがとても印象的なのです。
中西夏之氏のリトグラフが似合う家にしたい
O様のお家には、住むほどに味わい深くなるという意味で「ジーンズのような住まい」というコンセプトがありました。
それとは別に、前衛アーティスト・中西夏之氏のリトグラフが
きれいに飾れるような住まいにしたい、という思いもお持ちだったそうです。
上の画像の背景に飾られているアートが、そのリトグラフです。
ベッドルームには、自作の油絵を
わ、このアート、すごく家に合う…!一目で思いました。
躯体現しになった壁に、ノリの跡があって、アートが飾られているバランスが絶妙なんです。
躯体現しが多いO様邸。「壁式構造の家でよかった!」という例だと思います。
ラーメン構造のマンションだと、作れなかった無骨さ。
こんな家も作れるのか〜と思うと、一概に壁式構造を敬遠しないでほしいなぁとしみじみ。
額縁って、自分で作れるんですね
O様邸で初めて知ったこと。それは「額縁は薄い木の板を打ち込むだけでもサマになる」ということです。
遠くから見て、細くてかっこいいフレームだなぁと思い近づいてみると、なんと普通に釘が打たれているだけ…!
驚きの手軽さと、意外なカッコよさでした。
肝心のアトリエは、これから、これから
アトリエは、ご主人専用の場所。素人には用途がわからない刷毛やら、おなじものに見える鉛筆の数々がありました。
石膏ボードは貼りましたが、仕上げは敢えてせずに、絵の具が飛び散って味が出てくるのを楽しめる部屋ににしました。
綺麗にしてしまうと、汚れが気になってしまいますものね。
そうそう、でもアトリエが綺麗だったんです。
伺ってみると「まだ実家から画材やなんやらを持ち込んだばかりで、実のところ使ったことがない」のだそう。
これから、味わいがでてくるのでしょうね。
次回は、キッチンについてご紹介したいと思います。