こんにちは。okadaです。沢山の方に読んで頂いていますが、本日がW様邸の最終レポート。
前回までのレポートのまとめはこちら。
【着工前の様子】
①運河に佇むリノベーションがスタート!
【着工前の様子】
②運河に佇むリノベーション〜フルスケルトンからのリノベーション〜
③運河に佇むリノベーション〜壁が立ち上がる〜
④運河に佇むリノベーション〜ボード貼り〜
⑤運河に佇むリノベーション〜壁が出来上がる〜
⑥運河に佇むリノベーション〜仕上げに向けて一直線〜
【竣工時の様子】
⑦運河に佇むリノベーション〜完成レポート vol.1〜
⑧運河に佇むリノベーション〜完成レポート vol.2〜
⑨運河に佇むリノベーション〜完成レポート vol.3〜
⑩運河に佇むリノベーション〜完成レポート vol.4〜
こちらがリビングの写真。
左側がキッチンで、正面が廊下側から続く本棚。
この本棚にはTVも置かれます。しっかりコンセント関係も完備。
さて、このリビングですが、家具など造り付けのモノはこれだけなのですが、
実は、バルコニー側を見ると、驚きの仕上げになっています。
それは何かというと、
お分かりになるでしょうか?
バルコニー側の壁にステンレスの鏡面仕上げの板を貼っているのです。
ですので、このように。
家具も壁も天井も、全てが移り込むのです。
これは、部屋が広く見えるという効果もありますが、
それよりも大切にしたいと思って事があります。
「運河を部屋に取り込みたい」
運河をただ眺めるのも、もちろん気持ちが良いけれど、
もっと部屋と運河の関係を近づけたかったんですね。
部屋の中に運河があるような状態が作り出せないだろうか、
その状態を作り出すことで、
「運河に佇むリノベーション」ならではになるんじゃないかなと。
そのアイディアがバルコニー側にステンレスの鏡面仕上を貼る。
部屋がバルコニー側の壁に写り込ませることで、
部屋の中に運河があるように、視覚的に思えるんじゃないかなと。
こう書くと、とても奇抜と思われるかもしれませんが、
バルコニー側の壁って、目に入る主要な部分が窓なんですよね。
なので、凄くきつく感じる事はありません。
ということで、本日で11回のレポート。
「運河に佇むリノベーション」ならではのリノベーションを実現するために、
「運河を取り込む」という考えのもと設計を行ってきました。
この案をご提示してから、抵抗なくすんなりと進んだのは、
W様だったからこそと思います。
普段はとてもお忙しく、帰宅も深夜になることがしばしばというW様にとって、
このリノベーションによって生活に潤いが生まれれば、とても幸せです。