現場が始まってまずすることと言えば…、
そう、解体作業です。
解体の現場はいつ行っても、僕にとっては魅力的なものであふれています。
ガラクタと言ってしまえばしまえばそれまでなのですが…。
躯体に直貼りされていた壁紙を剥がした跡や、
接着剤を刷毛の様なもので勢い良く塗った跡、
切断されたガス管や躯体の表情等、
きれいに見せようと意図されたものではないので、
かえって素材そのものの力強さがあるんです。
もちろん、そのすべてを生活の中に取り入れるときっと、
極端に荒々しくなってしまうのですが、
そんな物たちを眺めながら、
これから実現されていくプランが間違いが無いかどうか、
何度も考えていると時間があっという間に過ぎていきます。
(kobayashi)