墨を出す
とは文字通り図面に基づいて
躯体に壁を立てる位置などを
落とし込んでいくプロセスです。
昔大工さんが、墨のついた糸をピンと張って、
それを弾いいてまっすぐな線を記していたので、
そう呼ばれています。
(現在も原理的には同じです。)
写真のシーンは高さ方向の基準となる線を
レーザー水準器で壁に映しておいて、
そこから床の高さを割り出しているところです。
図面通りの寸法で収まっていくかどうかを確認しながら、
給排水など全体の制約をクリアしている事を確かめる
大事な作業です。
(kobayashi)