こんにちは。okadaです。
本日はN様邸@山手のロフトのお話。
N様邸では、実は一部の部屋にロフトを作っています。
現地調査時点では下記のような状態でした。
エアコンのすぐ上に天井が貼られていますね。
この現地調査時に、外観から捉えられるマンションヴォリュームと、室内のヴォリュームに疑問を感じ、
マンションの設計図を確認した所、はっきりと書かれていないけれど、
おそらく、天井の躯体まで4m近くあるんじゃないかと予測できました。
その予測を信じてロフトを作る計画を最初から織り込んでいたわけです。
そしてようやく工事着工。
解体してみると。。。
このように本当に天井まで4m以上あったのです!
(内心ガッツポーズです!)
このとんでもなく高い天井を生かして、設計通りロフトを作りました。
部屋の天井部分に木組みが見えますね。
こちらがロフトの床を支えている構造です。
重いものを載せても問題ないように、ガッチリ組んでいます。
右側に見えるのがロフトに上がるはしご。
もちろんこちらも制作しました!
このハシゴは脱着式にしていて、使わない時は、壁に用意しておいたフックに立て掛けられます。
下からロフトを見上げると、
こんな感じです。
この柵、普通よりもごついです。
というのも、少し物を置けたり、棚としても使えたり出来るように、わざとゴツく作っています。
ちょっとした本棚にもなりそうです。
さて、このロフト。解体したらたまたま天井が高くて急遽ロフトを作った!
というおもしろエピソードがあるわけではなく、
最初から計画済みのロフトだったわけです。
弊社では、設計士が現地調査と同時に竣工図(又は設計図)をしっかり確認します。
基本的には現地の情報が全てですが、
時折、現地調査だけではわからない事があるわけです。
その時は設計図を閲覧してわからない事を紐解きます。
配管のルートや天井懐の寸法、躯体の位置を設計図から読み取り、設計に反映させていきます。
仕上げを変えるだけのリフォームではここまでする必要がないのですが、
間取りからやりかえるリノベーションでは、この現地調査がとても重要なのです。
といっても、解体してみないと最後まで安心出来ないのですが。。。
さてさて、N様邸@山手シリーズが大分増えてきました。
次回は、全体の計画に関するお話です。
ラストです。(たぶん。。。)
(okada)