DIYの塗装現場(その1)

DIYの塗装現場(その1)

こんにちはokanoです。
今工事が進んでいる現場でこのGWを利用してDIY塗装を行ってもらいました。
なかなか大変な作業ですが、お盆やGWの長期休みがある期間は工事もストップしますので、
今回も減額を兼ねて塗装は全てDIY!!

ただ、塗装といっても皆さんがイメージしているようなローラーで塗装する作業って
塗装作業の中では後半の作業でして、、、、。
塗装ができるようにするための下地処理が作業内容のほとんどを占めると言っても
過言ではないくらいなんです。

そして、下地がしっかりできていないと、塗装した後の仕上がり具合もイマイチに
なってしまうので、下地処理はとても大切な作業でもあります!

塗装の内容をザックリ説明しますと、

(1)養生する
塗装しない床やコンセント、窓などが汚れないようにシートで囲う作業です。

(2)寒冷紗を貼って、下地パテをする
壁の継ぎ目や壁のカドなど凸凹しているところをフラットにするための処理です。

<寒冷紗を貼った状態>


<ヘラでパテを埋めていきます>

(3)ヤスリ掛けして、上パテをする
塗装面はフラットに仕上げるため、パテした箇所の凸凹をヤスリ掛けで平らにする
作業です。また、パテは乾燥すると痩せてへっこむので、さらにパテをして凹みを
なくしていく作業です。
※上パテは下パテよりも少し幅を広めにして塗り込んでいくのがポイント。


<下パテ後の状態>


<上パテ後の状態>

(4)またヤスリ掛け
上パテの凸凹を再度ヤスリ掛けで、平らにしていく作業です。
※ヤスリ掛けは力はそれほど必要ないですが、とにかく疲れます、、、。

(5)隙間を埋める
壁の入り隅や、床と壁にある隙間にボンドコークを埋めて隙間を潰していきます。

(6)さび止めやラッカーを塗る
コンクリート面を直接塗装する場合、鉄部が見える箇所がありますが、ここに
さび止めを塗っておかないと後々サビが表面に浮いてくるので、、、
また、コンクリート面には建築当時の文字が書かれているのですが、これも
塗装後に表面に浮き出てくることがあるので、ラッカースプレーで先に消しておきます。

ここまでできて、やっと下地作業の完了です。
でもまだ、ローラーでコロコロと塗装はできません、、、。

(7)鉄部にシーラーを塗り、入り隅をハケで塗る
露出鉄管の鉄部やダクト管などを塗装する場合、直接水性塗料は塗れません。
(塗れますが、剥がれやすいです)
まずは塗装の食い付きを良くするシーラー材を塗ります。
そして、ローラーで塗装できない壁の隅や突起物廻りを先にハケで塗ります。


<鉄部のハケ塗り後の状態>

ここまでできれば、終盤です。

(8)下塗り&微調整
塗装は1回ではキレイに塗れません。2〜3回に分けて重ね塗りが必要です。
まずは下塗りで全面塗っていきます。
※アクセントカラーの壁も下塗りは白で塗ることが多いですね。

(9)上塗り
上塗りが終わったら全面チェックをして、凹みなどの気になる箇所はまたパテ処理を
行います。そして、いよいよ最後の工程です。
下塗りの上から更に塗っていって完成!!

※下塗りも上塗りも、天井を塗るのは壁を塗るよりも大変です、、。
上向きの作業は予想以上に疲れますので、ご注意下さい。


29日からスタートしたDIY塗装も本日が最終日。
ただ、初めての塗装作業ということもあり、予定よりも遅れてしまってしまってます。
連休明けに始まる職人さん達の作業に影響のないところは後回しにして作業を進めて
もらっているので、DIY作業は来週末にも続きそうです。

がんばってください!!!!

okano

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