Y様邸@北習志野、着々と完成に近づいております。現在は塗装工事の真っ最中。
いつも思うのですが、スケルトンの状態よりも塗装されていた方が空間が広く見えます。
さて「塗装」というと、DIYで誰でも簡単にできると思われがちですが、実はそんなに簡単ではありません。
茶色く見えている部分がボード(石膏ボード、プラスターボード)になりますが、ボードとボードの継目部分には、寒冷紗と呼ばれる材料を貼ってパテ処理をします。ボードをタッカーで留めている箇所には穴が空いていますのでパテで埋めます。これらを全て終えてからようやく塗装できる状態になるのです。。。
分からない方もいらっしゃるかもしれませんので、下に解説を。
寒冷紗って?
ボードとボードの継目部分というのは、とてもヒビ割れしやすいところなのです。ですので、寒冷紗と呼ばれる網目状のテープみたいな材料を貼り、ひび割れを起こしづらくするのです。
パテって?
一般的な塗装は仕上厚みが薄いので、その下にあるボードの凹凸をそのまま拾ってしまい、表面にも凹凸が出来てしまいます。この凹凸を防ぐ為にパテと呼ばれる材料で塗装する前に平滑にする必要があるのです。平滑にするというのも結構難しい。。
さあ、塗装前の処理が終わっていざ塗装!という事になる訳ですが、この前にもう1つ重要な事をしなきゃいけません。
「養生」です。
養生をおろそかにすると、塗装したくないところにまで塗料が飛んでしまいます。これも結構大変な訳です。
簡単と思われている塗装ですが、意外と難しいですよね?
(塗装職人、塗装屋さんと呼ばれる事から「専門職」とも言えますね。)
塗料の種類も本当にたくさんあって、EP、EP-G、UC、OS、CL、SOP、VP、UE、FUE等々。何の記号なのかさっぱりですよね。
ということで、塗装は奥が深い!
来週には、完成形に近い状態の写真をUP出来ると思いますので、しばしお待ちを。