先週に引き続きN様邸@山手のご紹介。本日は照明のお話。
以前からブログで「天井が斜めになっていて、高いところでは天井高が4m以上!」と書いておりましたが、
この「天井が斜め」というのは、照明を考える上で実は曲者。。
普通にペンダントライトをつけようとすると、下の画像のような斜め天井専用の
引掛けシーリング(照明用の電源)になってしまうのです。
これがなかなかゴツくて、見た目も良くない。。
ちなみに普通は下の画像のようなものを取り付けています。
斜め天井だからといって、1枚目の画像のようなものを付けたくない!
というか、照明の根本すら見せたくない!
いろいろ考えた挙句、こんなふうにしました。
天井の黒い部分にちょっとした仕掛けを施してます。
天井高が高いことも相まって、結果的には、
暗闇から糸が垂れているような見え方になりました。
白い壁にこの照明だけがぽつんと垂れている。
裸電球の照明の素朴さがより際立っている気がします。
ここはダイニングですので、この照明の下にダイニングテーブルが置かれる予定です。
そしてリビングも同じような細工を天井に施しています。
こちらの壁は躯体のままなので、先ほどとはまた違った見え方ですね。
照明の緑と合板の木目も合わさって色味が出ています。
ダイニング越しにリビングを見ている写真です。
エアコンの位置も、既存の位置から変えて、躯体の開口に揃えて再設置。
N様邸で面白いのは、躯体のままとしていて粗々しい壁と、新たに作っている真っ白の壁の対比があって、
見る角度で全然別の住宅に見えることです。
さてさて来週は、N様邸の洗面室のお話。