本日は、先週告知したN様邸@山手の洗面室のお話。
この洗面室、実はいろんな工夫を詰め込みました。
こちらがその洗面室。
壁式構造の躯体を表しにした壁を生かして、洗面台を作っています
こちらの家具ももちろん製作しました。
洗面台・洗面収納・鏡、それぞれにラーチ合板の木目を生かしています。
この洗面台の工夫1つ目。
洗面台の奥行きがどうしても取れなかったので、水洗を斜めに配置してます。
このようにボウルに対して斜めに水洗を配置することで、奥行きを取らず、かつ洗面台としての機能を確保しています。
工夫2つ目。
鏡の枠に、ラーチ合板の小口部分のみを薄く割いた木枠を使っています。
写真をよーく見ると気付きますが、合板の小口は積層している模様がでます。
その積層している模様で枠を作ることで、ラーチ合板の雰囲気に馴染むようにしています。
工夫3つ目。
鏡の右側に箱が見えますね。
この箱が実は収納になっているのです。
こんな風に扉が開きます。
この中に歯ブラシやカップなど、ちょっとしたものを収納できます。
そして、この収納の底にタオルバーを設置。
タオルバーすら目立たないように工夫しています。
工夫3つ目。
洗濯機を完全に見えないように隠しています。
正面の壁に小さい黒いツマミがありますが、これを引っ張ると、、、、
洗濯機が出現。なるべくこの扉が目立たないように、レールを天井に埋め込んだりと工夫しています。
そして最後の工夫。
洗面室の扉上部に設けた明かり取り。
既成品の丸いドアスコープのような明かり取りが、いかにも既成品感満載だったので、
扉に四角い穴を開けてアクリル板を入れています。
この明かり取り、トイレの扉にも全く同じ形状で設けています。
既成品を上手く使ってというリノベーションもありますが、やっぱり色々オリジナルで作ったほうが、
20年後、30年後の愛着が湧いてくるんだろうな〜
というか愛着を持って欲しい思いで常日頃設計しています!
来週は、開けてびっくり天井高が高かったことで実現できたN様邸のロフトのお話。
(okada)
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