EcoDecoは、リノベーションをしたいという方に不動産の仲介(主にマンション)から設計まで行うことで、暮らしづくりのお手伝いをする仕事です。リノベーションコーディネーター兼設計の岡野に、「EcoDecoでの仕事」についてインタビューを致しました。
岡野 真弥
滋賀県出身。一級建築士、宅地建物取引士。
2013年Style&Decoに入社。不動産の仲介から設計まで幅広く担当している。
入社前、なにしてた?
岡野は、2013年1月に入社。2020年2月現在で入社8年目のメンバーです。
「大学では、建築を専攻していて「よい建築とは何か?」と考えて、コンセプトを建物に落とし込んでいましたが、体が気持ちいいと感じる建築とはズレがある。どうやら建築だけを学んでも見えてこない。大学院では、総合芸術の道に進みました。」
その後は、空間デザインまで行うインテリアショップに勤務。接客販売から営業、家具や空間のデザインと、ありとあらゆる仕事を経験。
「店舗で接客販売では、どんな暮らしをしたいか伺うことで、本当にほしいものが何かわかることもあります。イスを求めてきたお客さんが、ダイニング一式を買うこともありましたよ。既成の家具で収まらない方には、オーダー家具を提案からデザインまで担当しました。こういった経験の積み重ねが今につながっていると感じることもあります。」
入社のきっかけ
岡野は前職の会社に10年間勤務しました。
「これから何をしていきたいかと考えた時、2つの軸が見えてきたんです。一つはエンドユーザーの方の声を聞きながら、物作りがしたいということ。もう一つが、ライフスタイルのコーディネートをしたいということ。そうなると、住まいの設計をしたいという答えにたどり着きました。」
そこで出会ったのが、EcoDecoでした。
「そのときは設計スタッフとしての入社でしたが、いずれは設計と不動産の両方を手がけたいと思っていました。設計士は、すでに物件が決められた中で仕事をしますよね。もちろん、そこでできることは色々ありますし、やりがいもあります。ですが、物件選びから関われると選択肢が広がり、お施主さんが実現したい暮らしにも近づくことができますよね。」
お施主様からの信頼は厚い。
建築と不動産、根底にあるものは同じ
代表から「そろそろコーディネーター(不動産仲介)業務もしよう」と打診を受け、2014年4月から、コーディネーターと設計士を兼任することになりました。
「始めのころは、やることや覚えることが色々あって、大変でした。特に難しかったのは、物件の良し悪しの見極め方です。側で見ていたんですけどね。宅建は取得していて、法律的な知識は得ていましたが、物件の良し悪しがわかるには、経験を重ねることが必要です。」
そうして、岡野は数々のお施主様を担当し、わかったことがあると言います。
「リノベーション向きの物件探しには建築の知識が欠かせないことも実感しました。建築と不動産は別れて考えられがちですが、作りたいものが『住まい』や『暮らし』だと考えると根底にあるものは同じですよね。」
そこで岡野が始めたのは、自分が持っている知識を、広めるということ。
「そこから発展して始めたのが、リノベをしようとしている方へ向けたリノベセミナーです。販売図面一枚から読み解けることや、内見のときにどうチェックしたらいいか。不動産と建築物としての良し悪しや、理想の暮らしができる物件なのかどうかなど、惜しみなく伝えています。」
岡野はこのセミナーをブラッシュアップさせながら5年以上続けている。
「ここで私がやることは、どういったセミナーにしようかというところから、どう伝えるか(資料作成)、当日の準備まで自分が中心となって行なっています。大変といえば大変ですが、自然と他のスタッフがサポートで入ってくれます。セミナーを受けてくださった方の物件探しをして、設計をして、住んだ後の取材にお邪魔して、更なる追加のプチリノベをして…と、ずっと繋がっていて、やっていてよかったなと、思いますね。一生に一度の買い物を、自分たちに任せてくださった、と思うと身が引き締まる思いです。」
リノベーションの意味を考える

岡野がコーディネーターを始めた2014年と比較すると、東京の不動産も建築も高騰し、リノベーションが「中古を買って、リーズナブルに暮らす」というものではなくなりました。特にEcoDecoが行うリノベーションは、フルオーダーメイド。洋服で考えていただくと分かりやすいですが、決してカジュアルなものではありません。お客様が暮らす場所をオーダーメイドするという、責任のある仕事をした上で、最後に決めるのはお客さんだと言います。
「私たちはお施主様のご希望をもとに、『この間取りならこういう暮らしができますよ』と暮らしの可能性を示すことが役割です。材料は用意しますが、最後に決めるのは、そこに暮らす人です。」
お施主様自身が考えること。そこにリノベーションの意味がある。
「提案通りに住むのなら、建て売りを選ぶのと変わらないかもしれません。“家を買った”よりも“自分たちでつくった”という感覚ですよね。自分たちはどんな家で、どんな暮らしがしたいのか。悩んで、ときには家族同士ぶつかって、DIYで休みが無くなって(笑)。でも引っ越しを終えて、振り返ると楽しい思い出なんですよね。」
岡野は、共に探して、共につくる、暮らしづくりの伴走者です。
暮らしを大切にする
不動産から設計まで守備範囲の広い岡野、多忙な生活で大変ではないのでしょうか。
「私の場合は、朝、昼、夜で不動産と設計を分けています。日によって、自宅でできる仕事なのか、会社じゃないとやれない仕事なのかで切り分けることもあります。」
EcoDecoでは、会社のミッションとして「暮らしを大切にする会社」と掲げています。お客様だけじゃなく自分たちの暮らしも大切に。働き方改革も同時に進め、いくつか新しい制度をつくりました。その中のひとつとして「どこでもオフィス制度」があり、岡野も活用しています。
「どこで働いてもいいよ、ということだけじゃなく、時間の使い方も自由になったことで色々とバランスがよくなりました。例えば週末は家族で一緒に過ごす時間を多く取りたいから、早めに切り上げる。代わりに平日は仕事を多めにやろうとか。家でメールをしてから出社しようとか、今まで持て余していたちょっとした合間時間にカフェで仕事ができ
一緒に働きたいのは…
そんな岡野は、どんな方に入社して欲しいのでしょうか。
「既成概念の間取りをぶっ壊して、住む人にとって最適な住環境を柔軟に追求できる人。お客様と一緒に悩みながら導ける人を待っています!」
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