# リノベーション # 仕切り # 個室 # 壁 # 考え方 # 設計
では壁やガラス等を例に仕切りは何をどんな風にしきっているのかを考えてみました。今回はEcoDecoの事例の中で特徴的な仕切り方を見ていきましょう。基本的な方向性としては「仕切るけど仕切らずに、どう空間を大きく使うか」というテーマと向き合っていくことになるようです。最初にご紹介したいのが、以下の桜新町の事例です。
どうやって空間を仕切らずに使うかのシンプルな答えはワンルームですよね。真ん中の広いスペースは、キッチンであり、ダイニングであり、リビングでもあり、玄関でもあり、それぞれの機能を持った仕切りのない一つながりの部屋でもあり通路でもあります。仕切られているのは和室のみ。布団を二枚敷ける最低限のスペースです。これから子供さんが大きくなったら個室つくるとのこと。
「本当に必要になるまでできる限り大きな空間のままで置いておく」
というのも「仕切るけど仕切らない」の一つの解決策と言えそうです。
特徴的なワンルームの事例をもう一つ。
▷ご夫婦と20代の娘さんお一人の3人が暮らすワンルームの仕切りは家具のみです。
Oさまのインタビューの中にこんな言葉がありました。
開放的なワンフロアで大人3人が暮らせるのも、それぞれが独立した大人だからかもしれませんね。ちょっと一人になりたいなーと思う事があればご近所には素敵なカフェやお店がたくさん。外出する場所には事欠きませんよ。
多くの場合では「仕切りのつくる心理的な距離」も必要で壁をつくるのではないでしょうか。「仕切りというモノがなくても個人がそれぞれ必要に応じて調整できます。」という関係性も、とってもシンプルで素敵ですね。
それでは次のケース。
家の中にいるのが家族だけならいいのですが、人を招いた時にどうするのか?その解決策は「一時的に仕切る」か、「常につなげながら、仕切る」という例がありました。
▷この例は一時的に仕切る例です。目線を遮るという機能に加えて、ホームシアターのスクリーンにもなっています!
▷この例も、一時的に仕切る例です。壁の様な引き戸でしっかりと仕切ります。
続いて常につなげながら、仕切る例を2つ。
ガラスで仕切られた寝室。手前も向こうも壁の仕上げは同じなので、空間の一体感は保ったままです。
壁を回り込んでの寝室へのアクセス。目線はしっかり遮るものの、高さは抑えてあります。
様々な「仕切り方」を見て頂きましたがいかがでしたか?何を仕切り何を仕切らないかはそのご家族の考え方がとってもよく現れる部分なのではないでしょうか。ご自身の住まいについてはどうお考えですか?
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