# キッチン # リノベーション # 設備 # 食器洗浄機 # 食洗機 # 食洗機選び
EcoDecoのお客様も「ぜひつけたい!」とおっしゃる方もいれば、「使わないからいらない!」ときっぱりおっしゃる方もいる食洗機。ただ設置してみないことには使い勝手を試すことができないという厄介な設備でもあります。ショールームなどで実機の確認は出来るのですが、本当に自分の生活にあった機種はどれなのか、そもそも必要なのかどうか、判断が難しいところです。後から設置するのも工事が必要で、見切り発車で設置を決めても汚れが落ちない…なんて失敗もしたくありません。整理してみると実はそんなに種類のバリエーションがあるわけではないですし、実際に使用されている方の声も参考に、ご自身の住まいづくりに食洗機が必要かどうか検討してみてください。
実はこれまでEcoDecoに「つけなくて良かった」というご意見をいただいたことはないんです。こうして書いてしまうと、EcoDecoが食洗機の設置をオススメしているかのようなのですが、決してそういうわけではなくて、食洗機をつけない選択をされた方は器がお好きで普段使いのものも繊細なものが多く食洗機はちょっと…とお考えになる方であったり、普段の生活の中で食器を洗うのが当たり前のことで苦にならないという方々。そもそも必要だとお考えでない方々が多いので、設置を迷っている方の参考になるご意見は「つけない派」の方々からはあまりいただけていないのが現状です。
▷見えてくる面材の部分は並んでくるキャビネットと合わせて造作。食洗機のメーカーはPanasonic
普段もそうですが、料理の種類をたくさん作ったときに便利です。食事の前に調理に使った器などを食洗機に入れてしまって置けば食べ終わるころにはきれいになっているので。他にもコンロの五徳も時々入れて一緒に洗ってしまうんです。 -Nさま 菜園もインテリアも—「育てる」を楽しむ家づくり
▷キッチンのレイアウト上、シンクの深さをかわした高さに食洗機を設置。予洗いしてすぐに入れられる位置なので使い勝手も良いとのこと。食洗機のメーカーはPanasonic。
既存のキッチンに元々付いていたので、あってもいいかなと思って移設したんです。以前の家には食洗機はなく、新居に移ってからもこれまで通り全然使わなかったのですが、友人との普段の会話の中で「便利」と勧められたのをきっかけに使ってみたら、改めてその便利さに気づきました。食事をした後に家族の分を入れてしまえば、一緒にリビングでくつろげるんです。音もそんなに気になるほどではありません。 -Tさま家族とともに家も成長 「余白」を楽しむ子育てハウス
▷こちらは操作部も完全に隠れるフロントオープンタイプ。食洗機はIKEAが販売しているElectroluxのもの。
私(奥様/EcoDeco補足)も仕事をしていて、家事の時間はできるだけ減らしたいので最初から必要だと考えていました。特にお客様がいらした際は多くの料理を作るので、一度にたくさんの食器や調理器具が入るこのタイプ(フロントオープンタイプ・後述)が必須なんです。 Sさま 映画「恋するベーカリー」の世界に魅せられて
設置を検討されるお客様からよくいただく質問に、「汚れがちゃんと落ちないのでは?」というご質問があります。EcoDecoでこれまで各種の食洗機を設置された方から「汚れが落ちない」というコメントをいただいたことはありません。メーカーさんの商品の改良の賜物かと思いますが、検討の際にはこのブログの末尾に掲載している各メーカーのwebサイトや口コミサイトなども参考にしてみてください。
キッチンに組み込んでしまう製品(ビルトインタイプ)と比較的設置の簡単な天板の上に置く製品(卓上タイプ)があります。EcoDecoのお客様に人気なのはすっきりとしたキッチンを作れるビルトインタイプですが、ビルトインタイプには引き出し式と全面が大きく開くフロントオープンタイプがあります。
EcoDecoのお客様が採用される食洗機には操作部がすっきりしていて、見えてくる面の部分を好みの素材で作ることができるので造作のキッチンの雰囲気を壊しにくいPanasonicの製品か海外メーカー製のものを選ばれる方が多いように思えます。
種類 | メリット | デメリット | 本体価格の目安 | |
ビルトインタイプ | 引き出し式 | 立ったままで出し入れしやすい高さに設置ができる | 設置スペースがある程度必要。 | 10万円前後 |
フロントオープンタイプ | 海外で主流の形式。(国産のものはリンナイのみ)容量が大きいモデルが多い | 価格が比較的高め。 設置スペースがある程度必要。 | 15万円前後〜(リンナイのものは10万円前後) | |
卓上タイプ | 本体価格も設置費用も比較的安価な傾向 | 天板の上のスペースを取ってしまう | 数万円〜 |
便利さはもちろんですが、キッチンの天板下といえば細々とした収納に充てたいスペースでもあります。その容積をある程度食洗機に奪われるので、別の方法で確保しなければならないという点も設計側としては結構気になるポイントです。コンパクトなキッチンへ食洗機の導入をお考えの方はこの点に注意してみてください。
高級家電で知られるAEGはスウェーデンのErectrolux社の傘下のブランド。EcoDecoのお客様も電気オーブンなどと合わせて採用いただくお客様も多いですが、値段が高額なのが悩ましいポイントです。日本でもAEGブランドで食洗機を販売しているのですが、実は「Erectrolux」ブランドの食洗機がIKEAのみで購入できるんです。AEGのものと一部機能の違いこそあれほぼ同スペックで、価格は約25%ほどお手頃。容量の大きなフロントオープンタイプをご検討の方は、ぜひIKEAの店頭で実物を確認してみてください。
いかがでしたか?食洗機は設置してみないとその使い勝手を確かめられない厄介な設備ではありますが、実はそんなに種類がたくさんあるわけではないんです。
最初に、天板の上のスペースを食洗機に譲ってもいいかどうかで、
A.ビルトイン型
B.卓上型
をお選びいただいて、あとは
A-1.引き出し式
A-2.フロントオープン型
の使い勝手をメーカーのショールームで確かめてみていただければ、自ずとどのタイプがご要望にあっているのか明確になってくるかと思います。実は、実際にご覧になって「やっぱり要りませんでした!」というお客様も結構いらっしゃいます。ご自身の住まいに必要な設備かどうかしっかり吟味してみてください。
Panasonic ビルトインタイプ メーカーサイト
Panasonic 卓上型 メーカーサイト
リンナイ メーカーサイト
AEG メーカーサイトトップページ
IKEA(Erectrolux) webサイト
GAGGENAU 総輸入発売元 株式会社 N.TEC webサイト
ASKO 輸入元 株式会社ツナシマ商事 webサイト
Miele メーカーサイト
※本文中に表記されている価格の目安やメーカーへのリンクは記事執筆時点のものです。
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