# DIYのコツ # DIY塗装 # EcoDeco # スタッフ自宅リノベーション # パテ作業 # リノベーション
こんにちはokanoです。「土台作り」として、隙間埋めや成形が目的だった「下パテ」が終わったあとは、「上パテ」の作業となります。
「上パテ」は、「下パテ」とは異なり、塗装した時に「どこがパテした箇所なのか分からないように」平滑に整えることが目的です。
※上パテは「整える」という感じなので、平滑にするためには、下パテでちゃんとヤスリ掛けをしておかないと、上パテをいくら頑張っても限界があります。
※塗装仕上げの壁は、クロス仕上げと違ってヒビ割れが出やすいですが、このヒビ割れはボードのの継ぎ目のパテが割れて起こります。そして、このヒビ割れが起こりにくくするためには上パテではなく、下パテが重要です。(奥までしっかりパテを押し込むように!)
※下パテは粉に水を混ぜて自分で作る必要がありますが、上パテはそのまま使用できる状態となっています。
〜主な目的〜
上パテは、下パテのキワを覆い隠すように上から重ねていくので、下パテよりも幅広く行います。そのため、使用するヘラも下パテの時よりも幅広タイプを使用することが多いです。
※下パテはボードの継ぎ目を覆い隠すように1ラインでパテを行い、上パテは下パテの両端を覆い隠すために2ラインでパテをします。なので必然的に幅広になってきます。
※横ラインと縦ラインがあったら、一方向をまずパテして、乾いたら残りの方向のパテをする。職人さんの真似をしてやってみたのですが、この方が作業効率が良い気がします。
黄色の下パテが覆い隠されて、白の上パテに変わります。
下パテと同様に、パテが終わったら、“キワ”を消すためにヤスリ掛けです。
※上パテは下パテよりも柔らかいので、細かい紙ヤスリ(#180くらい)がよいです。
※ヤスリ掛けは力も必要です。力のない人は少し粗め(#120〜160くらい)でもよいかもしれません。
このような塊が残らないようにご注意!
※塊を除去する時にはカッターで慎重に削り取るようにしましょう。
※手でとると、このような事になってしまい、再度パテ処理が必要になります。
上パテは「生クリームのような」滑らかさとキメの細かさ。上パテの作業はまるで「パティシエ」になったかのようか感覚です。 ※生クリームを塗るような感覚でパテをするのがコツですが、ゴミやパテの乾いた破片などがヘラに付いていると、すぐにスジになってしまうので要注意!!(パテヘラとパテ台は定期的に水洗いし、常にキレイな状態を保つようにしましょう!!)
素人ならこのくらいが目標です。キワや盛り部分をヤスリ掛けすれば、“ツルツル”で、“スベスベ”にできます。
※出っ張りはヤスリ掛けで削ればよいですが、ヘコみ部分は再度パテをしないと改善されないです。
※上パテも下パテと同様に、なるべく「やり直し」や「ヤスリ掛け」の作業が極力少なくなる事を考えて、丁寧に行った方がスムーズです。
このようなパテ作業(=塗装のための下地作業)を経て、やっと塗装作業に入る事ができるのです!!
簡単にまとめると、「下パテ」は、
(※水の量で硬さが決まるけど、素人は柔らかくなりすぎる傾向があるので注意)
(※シャブシャブの状態よりも、ちょっと硬めくらいがちょうどよいかも)
(※お好み焼き状態もまだまだ!もっと硬めにしましょう)
「上パテ」は、
共通して言えることは、
やった事があれば「そうなんだよねぇ〜」と、共感していただける事なのですが、このブログ読んでいる方は、未経験者の方がほとんどだと思います。ですので、なかなかピンとこないかもしれません。ただ、要点を知っておくと、実際の作業が順調に進められるかもしれないので、DIYする時には写真を見てイメージトレーニングをしてみてください!
※塗装職人が作業をしている様子をYoutubeで事前に見ておくことも有効だと思います!!
余談ですが、DIY初挑戦の妻は、町田康の本に塗装の事が書かれているらしく、「下地が肝要じゃよ!」と、誰かのセリフらしきフレーズをブツブツ言いながら黙々と頑張ってくれました。DIYは一人でやるもんじゃない!妻と子のヘルプに感謝です!!
okano
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