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EcoDecoで設計兼リノベーションコーディネーターを務めるokanoです。リノベーション向きの物件探しから設計までをトータルで担当しています。 みなさんが物件探しをするとき、必ず目にするマンション販売図面。EcoDecoのようにリノベーションを前提とした物件探しの専門仲介会社は、その販売図面から「リノベーションでできること」「できないこと」を読み解きながらご紹介しているんです。同じように、これからリノベーションをされる方にも読み解く力を身につけていただけたら!と思い、これから19回に渡って物件を読むコツを伝授していきます。今回は16回目です。
団地の浴室はほぼ100%の確率で浴室がコンクリート躯体で囲まれているため、浴室を現状よりも広くすることは難しいと書きました。(別の場所に計画する場合は除く)
こんな感じです。 昔の浴室はUBではなくタイルを貼って仕上げている仕様なので、水漏れのトラブルを防ぐためにコンクリートで囲って、そこに直接タイルを貼っていたのですね。
そして、団地だけに限らず昭和40年代などの古いマンションは排水ルートを「スラブ下配管」としていたため、排水口も床のコンクリートスラブに打設されている状態がほぼ100%です。
よくある団地の浴室(壁も床もタイル仕上げ)
排水口は下の階へ続いてます。つまり、個人の専有部内で完結せず、下の階の天井裏に排水管があるんです。(逆で言えば、自分の部屋の天井裏に上の階の排水管が通っているということ) ※これを「スラブ下配管」といいます。
このため、排水口の位置が決まっているため、一般的なUBを設置しようとすると、「高さの問題」も出てくるのです…。
それは何かといいますと、団地の場合は天井が低くかったり(上スラブ〜下スラブの間隔が小さい)、浴室の床は防水などの関係で床上げされていたりするため、UBを設置する際に換気扇が収まる分の高さが確保できない(かもしれない)という問題があるということ。
こんな感じです。 UBの下には配管スペースがあり、その分も含めてUBの製品高さが決まってきます。そのため浴室空間に高さがある程度ないと、換気扇(上のイラストで青い部分)が設置できないということになってしまうのです。そして、浴室の床も高い位置になってしまうので、脱衣室から浴室に入る際に「段差をまたぐ」必要があったりします。
※だだし、この仕様に対応したUB商品も発売されているので、それを使用すれば高さの問題は解決できたりしますのでご安心を! タカラスタンダードの「広ろ美ろ浴室」だと浴室の床レベルをグッと下げることが可能なので換気扇を設置できたりします。
高さ方向の問題は解決策があるのですが、コンクリート壁は解体することができないので広いお風呂を希望されている方にとっては、団地物件を選ぶ際には要注意です!
▷「vol.17:逆スラブとUBのこと」をことをレクチャーします!
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