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EcoDecoで設計兼リノベーションコーディネーターを務めるokanoです。リノベーション向きの物件探しから設計までをトータルで担当しています。 みなさんが物件探しをするとき、必ず目にするマンション販売図面。EcoDecoのようにリノベーションを前提とした物件探しの専門仲介会社は、その販売図面から「リノベーションでできること」「できないこと」を読み解きながらご紹介しているんです。同じように、これからリノベーションをされる方にも読み解く力を身につけていただけたら!と思い、19回に渡って物件を読むコツを伝授していきます。今回は最終回です。
最終回の今回は、前回(vol.18:トイレの動かし方1)の続きで、リノベーションにおけるトイレ移設のお話しです。マンションのトイレでよくあるケースとして、トイレの排水管(汚水)は壁排水となっている場合が多いです。
壁排水の場合、後ろに排水する他に、横に排水するケースもありますが、壁排水の場合は排水の接続位置が床よりも高い位置にある。ということが位置変更の際に問題になってきます。
なぜなら、排水するためには水が流れるように勾配を確保する必要があり、接続口から遠い位置になればなるほどトイレの設置位置(床の高さ)を高くする必要があるからです。
少し大げさに表現すると、こんな感じです。 やってできなくないのですが、この床よりも上にある排水管の部分はどうしようか…?となってくるんですね。
もしそこを廊下にするなら、通る度に排水管をまたがないとダメですし…
これが床下になるように床を上げると、すごく上げないとダメですし…
という訳で、トイレの動かし方としては、この床上に出てくる排水管部分は、生活において邪魔にならない場所として計画すれば、他に支障をだすことなく動かすことが可能となります!!
では、このブログで
工事をレポートしている千葉のメゾネットリノベーションの場合はどうしたか?といいますと、
その部分を床よりも1段高くした洗濯機置き場として計画しました。これによって排水管が邪魔にならずトイレを動かす計画となったのです。
千葉の現場ではこのような計画でトイレの移設を進めているのですが、トイレの位置を動かすことは、他の事例でも行っていて、例えば南青山のリノベーションでもお風呂を計画する上で必須だったので、位置変更をしているんです。
※こちらの事例の場合は、もともと床排水だったので床下スペースで配管を処理しています。
トイレをもともとキッチンだったところまでずらして、洗面と浴室の広さを確保したのですが、見えない床下スペースの配管は、実際に工事が始まるまで「本当にできるのか、、?」と不安だったところでした。でも、幸いに立体的に排水管をクロスさせることができたので、計画通りのリノベーションが実現できたのです。
職人さん達の腕によって支えられた現場だったなぁ〜と、今も思います。と言うわけで、トイレの位置変更は難しいのですが、ちゃんと計画すればできないことではありません!! (ただ、大きく位置を動かすことはなかなか難しいですね、、。)
計画をする上で設備の確認や状況整理は必要ですが、これからも「なんとかなる!」の精神で理想のリノベプランを実現できるようにチャレンジしていきたいですね。
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