Coppeファミリーの家づくりblog

【物件探し編】04.戸建リノベの夢を見る

# エコデコ # リノベの先輩 # 戸建てリノベ # 物件探し

前回、FPさんに資金計画の相談をして、「よ～し！物件の検索範囲（価格やエリアなど）がはっきりしたぞ！！中古マンションを探すぞー！」とスタートラインに立った気がしたこっぺ家。甘かった。夫はあさっての方向を向いていたのです…。

いよいよ物件探しが本格的にスタートしました。

めずらしく夫・へぇちゃんがノリノリで見せてきた物件情報は…

まだまだ妻の方がリノベーションに乗り気だったある日、めずらしくへぇちゃんから「おもしろい家見つけたよ～」と物件情報の共有がありました。

どれどれ…と見たところ、まさかの一軒家でした。笑

こっぺは心の中で
「中古マンション探すっていう話になったじゃーん。これ、一軒家じゃーん。どういう検索してるんじゃーい。」と思いました。笑

へぇちゃんから出てきた言葉は
「ここなら家で洗車できるんじゃない？」

こっぺ
「やっぱりそういう基準か！！！」

たしかに、へぇちゃんは最初から唯一の希望が「家で洗車したい」でした。ブレてはいない。しかし、今はマンション探そうねって言っていたじゃないのぉ～！と呆れながらも、洗車への強い想いを再認識させられました（笑）

へぇちゃんからの提案はめずらしかったので無下にもできず、一軒家はないでしょと思いながらも物件情報を見ると…

「あれ…この家本当におもしろいね。」（呆れていたくせに。）

こっぺもおもしろ一軒家に食いつく

一言で表現すると「ジブリに出てきそうな家」でした。

外観写真には家を囲む大きな木々が見えました。玄関前の木はカエデ。ガラス張りの玄関ホールは吹き抜けになっており、きっと家の中からも紅葉が美しく見えるんだろうな…と想像できました。玄関の床には素敵なタイル、壁の木材も経年変化でいい味わいです。

見てみたい…！と思ってしまいました。

そうなると即行動のこっぺ。早速EcoDecoのコーディネーターさんに内見の予約を依頼。（迷走していることに気づいていない。）

しかしながら先方の都合で、内見できるのは数日後。そこまで遠くもなかったため、外観だけでも先に見ようと、翌日見に行ってみました。

外観しか見れませんでしたが、古いけどとても素敵な一軒家。新しい家にはない、家主さんが愛情を持って住んでいたんだろうなぁと感じる家でした。坂の上に建っているので、室内からの見晴らしもよさそうです。坂と反対側の道路を挟んで向いは農地で、静かに過ごせそう。少し遠いけど小田急線の駅まで緑道を通って歩ける距離…これで2,600万円ならいいのでは…！？と、まさかの一軒家案が急浮上し、ジブリのような暮らしに夢が膨らみました。

でも待って、なんでこんな安いの？

画像：Pakutaso

住んだ時の想像までしていましたが、この場所でこんな素敵な家がこの価格な理由は何なのか？をEcoDecoのコーディネーターさんに調べてもらいました。

そもそも駅からはほぼ坂道で、古い住宅地なので、相場自体は高くない立地ですが、それでも2000万円台で売られる庭付きの中古戸建てが頻繁にでてくるようなエリアではなかったので、不思議だったのです。

一部が計画道路にかかっている＝一部買収の可能性あり

物件の一部が計画道路にかかっており、将来的に買収される可能性のある土地でした。事業が決定した場合に買収されるのは計画道路の範囲のみであるため、新たに家を購入できるほどの資金保証は難しそう。一番中途半端なやつじゃん…。役所に問い合わせてもらったところ事業決定の可能性は低い場所のようでしたが、可能性はゼロではありません。

家の前の農地が生産緑地＝いずれ建物が建つ可能性あり

家の前が農地で、のどかだし、日当たりもいいなーと思っていましたが、よ～く看板をみるとうす〜く”生産緑地”と書いてありました。

生産緑地とは、農業を継続することを条件に、固定資産税・相続税等の税務上のメリットを受けることのできる農地です。生産緑地には30年間の営農義務がありますが、それ以降（多くは2022年以降）は徐々に宅地化が進むだろうと予想されています。

宅地になれば、マンションが建って日当たりが悪くなるという可能性もあるな、と思いました。

リノベーション代金を含めると結局高額…

素敵なお家でしたが、古い一軒家。補強や断熱工事などが必要で、フルリノベーションすると2000万円以上かかりそうですよ、と言われました。物件価格2600万円＋リノベーション2000万円＋諸費用となると、わが家ではとても払えない！と判断しました。

調べれば調べるほど、やっぱりわが家はマンションのリノベーションじゃないと無理よ…