# ペンダントライト # ライティング # 北欧インテリア # 照明 # 照明計画
タイトルの言葉は、先日お引き渡しを終えたお客様から頂いたメールの中にあった言葉です。その部分を引用させて頂きますね。
そうですね、少しずつ、自分の家という感覚が芽生え始めた感じです。初めて夜の照明を体験しましたが、良いですね。夜が適切に暗いってなんて素敵なんだろう、と思いました。
「夜が適切に暗い」という言葉は、これまで僕には選べなかった言葉なのですが、目指している照明のあり方をズバリ言い当てて下さったので、嬉しく思いました。
僕は学生時代にフィンランドに住んでいたのですが、冬は夜が長いんです。友人の家に遊びに行くと、全体の印象としては暗いのですが、必要なところに必要な照明があって、そえぞれが引き立て合っていて素敵でした。
その対局はコンビニやオフィスの様な照明だと思います。色んな方向から光が回りこんで来るので陰影が曖昧になって、ぎっしり棚に並んだ商品を見せたりどこにいても手元が明るいという状態を目指すにはやっぱり均質な光がいいと思います。
ただ住宅にそれが必要かどうか…というと、例えば天井に張り付いて全体を均質に照らすシーリングライト、ついつい選んでしまっていませんか?家の中には場所によって必要な光が異なるので、テーブルの上の様に作業をするのに必要な場所もあれば、廊下のように満遍なく照らす必要性がない場所もあります。
設計の際には、その場所にはどんな光の質が必要なのか? 陰影が穏やかな面の光源が必要なのか、点の光源のくっきりした陰影の光が適しているのかと考えながら設定していきます。器具の見た目のデザインも大事ですが、その器具の光源から放たれる光がどんな状態を作るのか、想像しながら器具を選んでみてくださいね。
これから家具が入り、にぎやかになったH様のお宅の夜の姿はどんな姿になっているのか、楽しみです。
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