「そんなの当たり前でしょ、部屋を仕切る為だよ」と言う声が聞こえてきそうですが、もうしばらくおつきあいください。EcoDecoのブログを読んでくださっている方々は、リノベーションの際、「壊せる壁と壊せない壁があるよ」というフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか?リノベーションの場合は基本的に、構造を兼ねた仕切り=構造壁は、手を入れることができません。積み木を想像してみると、重さのかかっているピースを引き抜いたら崩れてしまいますよね。そんなイメージです。となると「壊せる壁」は構造とは関係のない、純粋に「仕切るだけ」のためにあるようです。
を今回は考えてみました。
<仕切りたい要素の組み合わせ>
と
<どの程度仕切るのかの掛け合わせ>
時間の程度
例えばはめ殺しのガラスは、光も熱も通すけど、空気は通さない。人間は通れませんが視線は通れます。それぞれ常に。この「常に」の部分が気になると、「一時的に」視線を遮るものの組み合わせます。それがカーテンやブラインド。熱や音を通すのが嫌だと「二重窓」に派生したりします。
家の中の壁について考えると、熱も音も通行も目線も、ほぼ全ての要素を、「かなりの量」で「常に」遮る役割をしています。
ここでちょっと想像してみてください。
ダイニングとリビングがそれぞれ個室だったら…
リビングに窓はあるかも知れませんが、
ダイニングはいつでも電気をつけて食べなくてはいけないかもしれません。
なにか「遮らなくていいもの」まで遮ってしまっているような気がします。
光も空気も人の気配も。
どうやら大事になってくるのが、「仕切ること」、「仕切らないこと」のメリットとデメリットを天秤にかけて、どこまで仕切るのかをプランに落とし込んでいくことのようです。
例えば、来客は日常ではないので、「常時」ではなく「一時的」にプライベートな場所を仕切れば、その分日常の空間は広々使えるのではないか、とか内部は自分たち家族だけだから、遮るのは最小限で家族の気配がそばにある暮らしの方が楽しいかもしれません。
矛盾した言葉に聞こえますが、「(これは)仕切らないで(あれを)仕切りたい」という形はライフスタイルに応じて様々。それに応じたEcoDecoの先輩たちのいろんな解答はおもしろいんですよ!
長くなりましたので、今回はここまで!<次回はその仕切り方の実例をご紹介させていただきます。
つづきはこちら
>>仕切るけど仕切らない その2
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