# LDK # スタッフ自宅リノベーション # ソファの位置 # リノベーション # リビングとダイニング # 団らん # 家具レイアウト # 家族の関係
こんにちはokanoです。前回のブログでは、寝室とリビングをつなぐ「室内窓」に関してでした。部屋と部屋の関係性や、使い勝手などを考えるということは、つまり、家族どうしの関係性を考えるということにもなると思います。
『夜遅く帰宅した場合に、既に寝ている家族がいる状況では、室内窓があることによって何か支障が出ないか?』というようなコトをいろいろ考えることになるからです。同じように、「LDK」という部屋(1つの空間)でも、様々なコトを考える必要があります。
考えていることは、『我が家にとって、リビング・ダイニング・キッチンのそれぞれの関係性をどうするのが一番良いか?』 ということですが、この3つはそれぞれの機能が明確なので、我が家のゾーニング(ゾーン分け)は、下記のような手順で半自動的に決まりました。
です。キッチンとダイニング、ダイニングとリビングの関係が大切で、キッチンとリビングのつながりはやや重要度が劣る。ということなのですが、図にすると下記のような感じですね。
よくある一般的な生活スタイルの場合は、ほぼこの流れで「L」と「D」と「K」の位置関係が決まってくると思います。ただ、この時点では、まだリビングダイニングの使い勝手や生活イメージのクリア度は50%くらいだと思います。
ライフスタイルをベースにデザインを詰めるといっても、しょせん半分くらいです。半分くらいですし、設計者としてはこれが限界だと思います。
※ライフスタイルをデザインする、ではないです。
※他人のライフスタイルはデザインしていないです。
※ライフスタイルに基づいた「快適な住環境」をデザインする、です。
ここから先はクライアント側の思考が大切!
どんな家具を置くのか? 週末の暮らしはどうなるのか? 平日の夜はどうか? 家族全員そろった時にどうなるのか?
この質問事項ような、実際に暮らす人の思考がないと生活イメージはクリアになりません。
今回の場合は、設計者でもあり、実際に暮らす側の人でもあるので、生活イメージも妻と検討してきましたが、やはりここで重要なのは「家具レイアウトをどうするか??」ですね。それによって生活イメージが具体的になりますし、家具の配置が決まることで、照明計画やコンセント計画なども適切な判断が可能になってきます。
(※寝室なども同様で、ベッドの位置とコンセントの位置は同時進行で検討するのが良いと思いますし、ベッドに入った時に、照明の光源が目に入らないように計画することも重要ですね。)
全体の間取りを考えていた初期段階でも家具のプロットは行いますが、それはスケール感を確認するためのプロットであって、その時はまだ詳細のイメージはできていませんでした。ですので、ここから、『我が家だったら家具をどう配置するか?』というコトを妻と話していきます。
ダイニングの向きは、座っている人みんながキッチンに対してアクセス良くする必要はなく、それよりもダイニングからみんながTVを見やすいように!ということで一択でした。なので、ソファの向きをどうするか?が大きなテーマでした。
リビングの独立性が高く、ダイニング側との一体感がやや薄れる傾向あり。
ダイニングとリビングの一体感があるが、窓の開放感がなくなるし、ベランダの出入りができなくなる(検討用に配置したものの即却下でした)。
テレビに向かって正面向きに座れないが、リビングとダイニングの一体感があり、窓の開放感も損なわない。
最終的には「ソファを中央に配置」と「ソファを壁側に配置」の2パターンでイメージを詰めていきまいた。が、リノベに合わせて家具を買いそろえるわけではなく、いま持っている家具をそのまま使用する予定だったので、サイズ感なども確認しつつ、最終的には実際に生活してから決めよう!くらいの気持ちでしたね。そして、いざ新生活を始めてみると我が家は「壁側配置」に落ち着いたのです。
「壁側配置」に落ち着いた理由は、まさに我が家の生活シーンによる内容ですが、
という結果からでした。
ただ、今は壁側配置がベストだというだけで、子供が成長していく過程で、ベストな配置は変わってくると思われますし、ダイニングテーブルの向きだってもしかしたら変わってくるかもしれません。家具は動かせる!1つの空間で団らんする家族それぞれの在り方は変わるもの。その時の状況に応じて配置を変えればいいじゃない! (なんなら季節ごとに配置を変えようか!?くらいの気持ちで生活するのがよい!)リノベした時がベストではなく、常にベストを保てるように!そんな考え方が良い気がします。
新生活のスタート時点が最適ではなく、家族の関係も暮らし方も成長してけるリノベーションがよいですよね!?
okano
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