二人暮らし/81㎡以上
港区などの超都心エリアが第一希望だったK様。
元々お住まいだった都立大学エリアのマンションを購入した理由とは。短期間で理想のお住まいを手に入れたK様にインタビューして参りました。
▷朝の爽やかな風景を見ながら、お二人でダイニングに並んで朝食を摂るのが楽しみのひとつ
—— お住まい探しをされるきっかけは?
K様:勤務先の家賃補助の関係で3年以内の引っ越しが必須でした。初めは、住んでいた賃貸がテラスハウスでしたので、小さなお庭があって…バラやハーブを育てて、そういう生活をし続けたいと思っていました。ですから、都心寄りの戸建を探していましたが、価格と立地のバランスが悪くて、他の方法を考え始めて。そんな頃に、ポスティング広告でリノベーションを知ることになり、何件かリノベーション済みのマンションを実際に内見しました。
—— そこで、ご自身でリノベーションしてみてはどうか、とお考えになったのですね。どうしてEcoDecoをお選びいただいたのでしょうか?
K様:いくつかリノベーション会社へリクエストを送り、対応が早かったのがEcoDecoでした。結果的に、これはご縁だったのではないかと。
—— 初めて見に行った物件で決まりましたよね。私としてはおすすめできる物件でしたので是非見ていただきたい一心でしたが、本当は港区エリア、しかも新耐震をご希望でしたよね。どうしてこのマンションに決めたのでしょうか。
K様:単純に近かったので、見に行きやすかったんです。出掛ける時点では、まさかこの家に決めるとは思っていませんでした(笑)。
—— 旧耐震で、都立大学という「条件外」のこの物件なのに、即決に至った理由は?
K様:第一印象は眺望の素晴らしさですね。それから、このマンションに住んでいる方から(3月の)地震当時の事を伺って、耐震に対してある程度「お墨付き」をいただいた気持ちになれたこと。それと、住人の方々や管理体制がしっかりした印象だったこと、南北に開放感のある間取りができそうだったことが決め手になりました。不安だったのは、キッチンが狭いことくらいです。
—— 確かに、このマンションの条件は貴重でした。お申し込みは内見の当日でしたが、契約までに何か立地や建物について注意深く調べたことなどはありますか?
K様:中古マンションの購入についての本を3冊ほど購入しました。とは言え、本からの知識より、直接伺ったお話のほうが判断材料になっています。
▷エントランスからみたリビング。引戸はすっきり収納して空け放っていることがほとんどだそう
▷広々とした洗面室は、ここがマンションの一室であることを忘れさせてくれます
—— プランを出す前に、設計者と共にご自宅へお邪魔し、手持ちの家具を拝見したり、K様がお料理教室でどのように動くのかを見学させていただいたりしましたね。ご要望を伺ってから、プランが出されるまで、どんなお気持ちでしたか?
K様:もう、どんなプランが出て来るのかと、「楽しみ」の一言でした。
—— K様の場合、お二人の今のライフスタイルは将来もかわらないであろうというお考えの基、沢山のご要望をいただいたと思います。明確なライフスタイルがあったからこそ実現したプランですよね。
K様:そうですね。プランを進める段階でも色々なショールームへ行きました。新たな希望を入れるということではなく、「あ、私たちが思っていたイメージは間違っていなかった」と確かめる感じですね。
▷80㎡という空間を伸びやかに使ったリビングダイニングキッチン
—— 実際、初回のプランから大枠は変わっていません。設計者も、この1プランしか用意しないほどの自信あるプランでした。初めてプランを見た時、どう思われましたか?
奥様:びっくりしましたが、ひと目で気に入りました。不安だったキッチンは広くなっていましたし、夢のパントリーも作られていて。嬉しかったですね。それと、キッチンがオリジナルのキッチンになるとは思っていませんでした。キッチンは工業製品だと思っていましたから。
—— そうなのですね。予算や要望の具合によって既製品を使う場合もありますが、EcoDecoの場合、まずキッチンはオリジナルで考えます。既製品の正確さや美しさは捨て難いですが、オリジナルキッチンには、細かな寸法や仕様も、その家の方に合わせて作るよさがあります。愛着も湧くのではありませんか?
奥様:そうですね。キッチンは私にとっての仕事場でもありますから、力を入れました。お料理教室のハードな使い方に耐えられる耐久性のある天板や、その形、寸法もひとつひとつ一緒に決めて行きました。住まいを作ることは想像以上に大変でしたが、その分満足度も愛着もひとしおです。
—— お気に入りの場所はどこですか?
奥様:キッチンですね。
ご主人:リビングと朝ごはんのときのこのダイニングテーブルです。
—— ここに居ると、住まい作りは自然の力を配慮してこそ魅力が発揮できるのだな、と感じさせられます。実際に住んでみて、いかがですか?
奥様:この家を選んでよかったなと思っています。以前は感じることができなかった、相手の気配が感じられて。ドアもほとんど開けたままで生活しています。居心地がよくて、なんとも言えない気持ちのよい空気なので、食事も楽しくて。もともと好きだったワインを飲む量が増えました(笑)
▷寝室の横にある書斎へは、リビングからの光がこぼれてきます。なんとなく、気配が感じられる隠れ家のような場所です。
▷天窓のように見えるライティングのお陰で天井に奥行きができ、空間をより広く見せてくれます
—— この家は高層階ですが、自然を感じる事ができますよね。太陽の光や空気が通りますし、木の香りもします。なんだか私もすっかりくつろいだ気持ちになっていますが、お料理教室の生徒さんやお客様の反応はいかがですか。
奥様:すごく喜んでいただいています。特に、この(パイン材の)床が気持ち良いみたいで、素肌で質感を確かめる方が多いですよ。洗面室も広くしておいてよかったと思っています。予算の関係上、洗面台の下に棚を入れませんでしたが、これが案外すっきりしていて、広く感じられるんです。そんな風に、仕方なくそうしたことで、結果的に成功している部分もあります。
—— たしかに!すごくすっきりしていますね。奥様が仰っていた、「非日常感のある洗面所」という雰囲気が実現されていますね。
▷ベッドルームはかなりシンプル。厳選した家具だけ。
—— お引っ越しをされて、ライフスタイルや考え方など、なにか変化はありましたか?
奥様:そうですね、引っ越しを機に、本だけで6箱程度、家具もほとんどリサイクルに出しました。お気に入りの本当に必要ものだけに囲まれて暮らす事が、どれだけ豊かなことなのかが分りました。後は、自分たちも参加した住まい作りですので、住みながら変えて行く楽しみがありますね。ここに絵を飾ろうと考えたり、ソファを置こうか考えたり…。今は壁の白い余白を楽しんでいます。
—— 確かに、以前のお住まいと比べて、とてもシンプルな暮らしですね。半年後にお邪魔したときに、また違った雰囲気が楽しめそうですね!最後になりますが、K様邸は「憧れるけれどK様しか住みこなせない住まい」だと感じます。キッチンは普通の方には大きいですし、洗面室も広いです。寝室だって、二つに分けたいと思うのが一般的です。きっと、このまま販売しても、せっかくの空間を上手く使い切れない方がほとんどでしょうね。
奥様:そうですね。全てが我が家ライフスタイルに合わせて設計していますから。
—— ええ。でも、これがリノベーションした住まいですよね。EcoDecoでは、誰にでも使いやすい間取りはリノベーションだと思っていません。それは、リフォームです。K様邸を拝見して、やはり、住まう方の顔が見えるような、ライフスタイルが想像できるような空間にしてこそ、リノベーションだと確信できました。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
▷キッチンの背面にはパントリー兼洗濯室が隠れている
▷玄関収納の把手。こちらは建築家のオリジナルデザイン
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