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自宅を解体して分かったコト

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自宅を解体して分かったコト

こんにちは、okanoです。8月頭から始まった仮住まいにも慣れてきて、来週からは子供の2学期がスタート。あっという間に1ヶ月が経ちました。

解体後の現場確認

お盆前に解体を終わらせてもらい、夏期休暇中に解体後の室内確認や躯体の採寸などを行ってきたので、これから計画の微調整をいろいろ進めていく段階になってきています。 そして、施主支給するアイテムもそろそろ注文して手配を掛けていく段階に。

そんな状況なのに、トイレの便器をどれにするか未だに悩んでいたり、照明計画がこれでいいのか悩んでみたり、ここまで来て急に優柔不断になってしまうのはなぜなのでしょうか?? (きっと夫婦間での話し合いが足りないんだろーな、とは思っていますが、、休みが違うのでなかなかねぇ)

さて、解体して分かったコトがいくつかあるので、今回はそのご報告です。(ちょっと嫌な物が写っている画像もありますので、ゴキブリアレルギーの方はご注意下さい)

解体作業中の様子

分かったコト – 1:ダメ工事だった

我が家のキッチン排気は外壁から屋外に排出するのではなく、AD(エアーダクト)という煙突のようなタテ穴があって、そこを通って屋上から排出されるスタイルです。過去のブログでもADに関して少し書いたことがありますが、屋上に「自然排気ベンチレーター」があるマンションは我が家と同じスタイルだと思います。

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参考ページ vol.5キッチンは排水と排気が決め手_2|物件を読むコツ教えます
販売図面から読み解くリノベでできること・できないことをポイント毎に伝授。全19回

参考:ウイングジェッター

このスタイルの利点は、「キッチンの排気能力が、風向きに影響されにくい」という点です。 外壁面に穴がある場合は、風がダクト出口に向かって吹いている時は排気を出しにくくなったり、状況によっては、逆にそこから風が吹き込んでくるのですが、屋上から煙突で出すスタイルだと、そのような風向きによる影響はないので安定して排気ができます。

だが、しかし、我が家のキッチンはレンジフードの排気能力がとても悪かった。 ずっと疑問だったのですが、今回の解体でスッキリです。

このADスペースは上下階に住んでいる人も使っている「タテ穴(煙突)」なので、他の部屋の排気(臭い)が入ってこないように電動のシャッターが付いています。普段は閉まっていて、スイッチONでシャッターが開いて排気が通るようになる機械なのですが、我が家はその電源コードが切られてほったらかし、、動いていなかったのです。

普通なら電動で開くはずなのに、レンジフードから送り出す風圧のみでフタが動いていたみたい。 そして油ギトギトで動きが悪く、棒で押してもほぼ動かず…。購入時のリフォーム工事がずさんだったことが伺い知れます。(リフォーム済み物件恐ろしや…)

今回の工事で電動シャッターを新調して、レンジフードと連動させるようにするので、これからは吸い込みが良くなることでしょう!!

※市販のレンジフードには「電動シャッター連動」という機能があります。 参照:富士工業CLRL-ECS

分かったコト – 2:リフォーム履歴

我が家はリフォーム済みの中古物件を購入して、それをリノベしているのですが、販売する業者はリフォーム費用を抑えて、利益を多く出したいというのが基本的な考え方だと思います。内見の際に見える所はちゃんとキレイに仕上げないと買ってもらえませんが、見えない所は手を抜いてリフォーム費用を抑えようという考えが出てくるのは想像しやすいコト。

先ほどの電動シャッターが電源につながっていなかった問題は悪質だと思いますが、なるべく解体しないで済ませたい(使える所はそのまま活用)というコトはよくあることだと思います。我が家の場合も解体していくと、「昔の壁」が中から出てきました。(壁の前に新しく壁を立てて仕上げるという手法です。)

昔の履歴がそのまま現場に残っている状況は、なんだかしみじみしたりもしますが、今回のリノベで全て解体するので、予定よりも少し部屋を広く確保することができそうです。

分かったコト – 3:天井裏はヤツらの住処だった

我が家は、昨年の夏に大規模修繕が行われ、外壁や屋上などキレイになったところなのですが、大規模修繕によって変わったコトとして、ゴキブリの出現が劇的に減った!があります。 半年に及ぶ工事によって逃げ出していったのだろうと思いますが、部屋の中で遭遇することはほぼなくなりました。(そのうちまた戻ってくるのかな、、くらいの気持ちでしたが)

話は変わりますが、我が家は最上階の部屋です。ですので、上階に部屋がなく屋根です。 過去にブログにも書いたことがありますが、最上階の場合は天井を壊しても「断熱材」が出てくるのでコンクリート現しの天井にする事ができません。

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参考ページ 天井のいろいろ教えます!|物件を読むコツ教えます
販売図面から読み解くリノベでできること・できないことをポイント毎に伝授。全19回

この「断熱材」って、その名の通り保温性があって快適なのでしょうねぇ〜。工務店に教えてもらってはじめて気づいたのですが、卵がいっぱい(泣)

ゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」というものらしく、1カプセルの中に20〜40コの卵が入っているそうです。画像のどこにそれがあるかは示していませんが、断熱材に埋め込むようにいくつも発見。全て除去してもらいましたが、リノベが終わってからも気をつけたいです。(天井裏だからどうやって気をつければよいのだろう)

分かったコト – 4:断熱不足による内部結露

天井もそうですが、壁も外気に面しているところは断熱がされているのが普通です。 ただ、今ほど省エネに対する意識がなかったり、古い建物はその当時の基準で断熱材を入れているので、今のスタンダードで考えると入ってないくらいのモノしか入ってないです。

我が家の壁面断熱もそのような状況だったので、壁を壊してみるとカビの跡が。画像は工務店がキレイに拭き取ってくれた後の様子ですが、長年壁の中で結露しており、カビがびっしりだったそうです。リノベーションは間取りを変えたり、仕上げを楽しんだりと、暮らしに合わせた住まい作りという視点が注目されますが、こーいう状況を目の当たりにすると、配管を更新するのと同じく、断熱もしっかりやり直して、快適な住空間を実現させたくなります。暮らし始めてからでもできる事は後回しにしてでも、配管や断熱など「今でしょ!」という項目は優先的に考えるべきだと思います。

この他にもいろいろ解体してみて分かったことがあり、これからの作業が楽しみです。

okano


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