# EcoDeco # エコデコ # キッチンレイアウト # キッチン動線 # スタッフ自宅リノベーション # リノベーション # 二重床 # 段差 # 直床
こんにちはokanoです。前回のブログでは、「LDKの配置を考える時は、設備的制約のあるキッチンの位置から検討する」と説明していましたが、今回はそのキッチンや、同じく水廻りである洗面に関してです。
※今回の内容は、下記の別ブログの内容も参考になるので、合わせてご覧下さい。
「直床仕様」には床下スペースがないので、水やガスなどの配管を床下に通すことができません。なので、昭和時代のマンションでは廊下から洗面に入るところで「段差」があったりしますし、平成時代のマンションでは水廻りエリアのみ「逆スラブ」になっていたりと、部分的な二重床仕様になっていることがほとんどです。
そのため、リノベーションで水廻りのレイアウト変更をする場合は、配管処理にともなう段差処理をどうするか?というのが課題になってくるケースがよくあります。我が家の場合も、床は「直床仕様」となっており、昭和時代のマンションなので洗面入り口には段差がありました。
リノベーションで「全面二重床仕様」に変更すれば、この段差もなくせるのですが、我が家ではリノベ後も同じく「直床仕様」で計画を進めていました。
理由としては、
我が家の場合、給排水に関係する場所(洗面、トイレ、キッチン、浴室)が1箇所に集まっていたので、他のエリアと切り離して部分的に考えることができ、また、床に段差が生じるコトは特に大きな問題ではありませんでした。
とはいっても、段差ナシにできるなら段差はない方がベストです。なので、キッチンに関しては『キッチンの向きで段差がどうなるか?』も気にしながら配置計画を検討してきました。
このパターンだと、
比較的大きいキッチン家電は電子レンジですが、電子レンジでも奥行き45cmあれば置けるので、キッチン背面収納と冷蔵庫を並べた時には冷蔵庫がややでっぱるのが気になる点ですね。
このパターンだと、
ダイニングとキッチンの一体感を演出する際には、エリアを区切らずに収納がつながっているように計画するのも手です。
このパターンだと、
料理に集中したい場合は良いかもしれませんが、リビング側に背を向けてしまうのが難点です。
このパターンだと、
キッチンを家具のようにデザインして、ダイニング側と一体感を演出すると、広々キッチンが叶えられますし、料理しながら食事をするような方にとっては良いかもしれません。
このようなコトを考えながら、我が家のキッチン周りは検討を進めてきました。そして、検討した結果、
ということで、「リビング側キッチン&奥側に冷蔵庫」が採用されたのです。
段差ができてしまうという説明を妻にした時は、どんな反応が返ってくるか気になっていましたが、「はぁ、、ダメなの?」くらいのリアクションでしたね。(段差が生じるというコトに設計者として敏感になりすぎていたのかなぁ〜、人それぞれですよね。と感じた場面でした。。)
まぁ、キッチン問題はリノベするきっかけの一つでしたし、キッチンの有り様でLDKの雰囲気が大きく変わってくるコトは妻も分かっていたのでよかったです!そんな訳で、キッチン横の書庫スペースのみ部分的に床上げ(二重床仕様)することになったのです。
(工事後)
場所は変わりますが、洗面エリアも同じく床下に配管を通す必要があるので床上げ(二重床仕様)となっています。
バリアフリーが当たり前になった時代なので、段差はなるべく生じないように考えてしまいますが、それに執着しすぎて、気持ちよい空間や快適な動線が阻害されてしまうなら、段差を設けるのも一手ではないでしょうか?
暮らし方は様々ですし、優先度や気にするポイントも人それぞれなので、計画段階で却下とせずに長所と短所をちゃんと説明して、可能性をちゃんと吟味してもらうのが良いと進め方だと思います。
okano
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